車のフッ素コーティング|効果と持ち・向き不向きを解説

「フッ素コーティングって、実際どのくらい持つの?」
調べると「3〜5年」と書かれた記事も出てきます。しかしアルファは、ボディへのフッ素系コーティングをお客様にお勧めしていません。
この記事では、東京・足立区でカーコーティングを手がけるアルファが、フッ素コーティングの中身と本当の持ち、ボディに向かない理由、そしてフッ素が合理的な選択になる唯一の場面まで、売り込み抜きでお伝えします。
フッ素コーティングとは何か
フッ素コーティングは、フッ素樹脂を主成分とするコーティングです。コーティングの分類でいうと「ポリマー系」にあたります。フライパンの表面加工と同じ考え方で、水や油をはじく性質を利用したものです。
ここを整理しておくと、あとの話が分かりやすくなります。
出典:アルファ「車のコーティングの種類 完全比較ガイド」より
持ちは「3〜6ヶ月」。3〜5年ではありません
ここがいちばん誤解されている点です。フッ素系(ポリマー系)コーティングの耐久年数は、3〜6ヶ月です。これはアルファが自社のコーティング解説でも公開している数字です。
「3〜5年持つ」という説明を見かけることがありますが、ボディに施工したフッ素系コーティングでその持ちは現実的ではありません。数字が一桁違います。
なぜ「持つ」と感じてしまうのか
フッ素コーティングは施工直後の水弾きが非常に良いのが特徴です。この初期性能が強いため、体感としては効いている感じがします。
しかし被膜そのものは柔らかく、洗車の摩擦や紫外線で少しずつ削られていきます。水弾きが落ちたときには、保護性能もほぼ残っていません。「まだ効いている気がする」と「実際に守れている」は別の話です。
ボディへのフッ素系をお勧めしない理由
アルファではポリマー(フッ素・シリコン)系のコーティングをお客様にお勧めしていません。理由は3つあります。
1. 被膜が柔らかく、傷を防げない
ポリマー系の被膜硬度は「柔らかい」に分類されます。耐スクラッチ性・耐薬品性ともに、専門店が扱うガラスやセラミックとは比較になりません。洗車傷を軽減する目的では、期待に応えられません。
2. 下地処理の手間に見合わない
コーティング施工の工程の約7割は磨きです。下地処理をしっかり行っても、被膜が半年で切れてしまえば、その手間の大半が無駄になります。だからフッ素系は「磨きをしないメニュー」で使われることが多いのです。
3. 再施工を繰り返すと結局高くつく
半年ごとに施工し直せば、数年で専門店のガラスコーティングと同等の金額になることも珍しくありません。1回あたりが安いことと、トータルで安いことは違います。
耐久年数(ポリマー3〜6ヶ月/ガラス3〜5年/セラミック5〜7年以上)から算出した回数です
それでもフッ素が合理的な場面がある
ここまでフッ素に厳しいことを書いてきましたが、フッ素が選択肢になる場面もあります。オープンカーの幌(ソフトトップ)です。
幌は布や樹脂でできていて、ボディの塗装とはまったく性質が違います。硬い被膜で覆うより、繊維に染み込ませて水をはじかせるほうが素材に合っています。ここでフッ素系の高い撥水性が活きます。
| 幌のコーティング | 向いている方 | 考え方 |
|---|---|---|
| セラミック | 屋外駐車が多い/長期の保護を優先したい | 紫外線と汚れから長く守る |
| フッ素 | 屋内ガレージ保管/雨の日は乗らない | 水弾きを最優先。手軽さで選ぶ |
アルファでも「長期保護ならセラミック、手軽な撥水ならフッ素」とご案内しています。屋内保管で雨の日は乗らないという方なら、フッ素系でも十分に美しさを維持できます。
| 幌コーティング | 料金(税込) |
|---|---|
| 2シーター | 38,500円 |
| 4シーター | 49,500円 |
※アルファのカーコーティング料金表より。幌の状態により変動する場合があります。
「水弾きが欲しいだけ」なら、別の手があります
フッ素コーティングを検討される方の多くは、「水弾きが欲しい」という動機をお持ちです。であれば、目的に合った選択肢があります。
| やりたいこと | 向いているメニュー | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 雨の日の視界を良くしたい | ウィンドウ(撥水コーティング) | F・R・ルーフ 各8,800円/サイド 各4,400円 |
| 窓のウロコを取りたい | ウィンドウ(ウロコ研磨・除去) | F・R・ルーフ 各8,800円/サイド 各4,400円 |
| ボディの汚れを付きにくくしたい | ガラスコーティング | 110,000円〜 |
| 幌の水弾きを良くしたい | 幌コーティング | 38,500円〜 |
※アルファのカーコーティング料金表より(税込)。
ボディ全体にフッ素を塗るより、目的の場所だけに合った施工をするほうが、費用も結果も納得しやすくなります。
ガラス・セラミックとの費用の違い
ボディのコーティングを本気で検討されるなら、アルファの料金はこうなります。いずれも下地処理・研磨費用を含んだ金額です。
| メニュー | M サイズ | L サイズ | LL サイズ |
|---|---|---|---|
| ガラスコーティング | 110,000円〜 | 115,000円〜 | 120,000円〜 |
| セラミックコーティング | 220,000円〜 | 230,000円〜 | 240,000円〜 |
※アルファのカーコーティング料金表より(税込)。
フッ素系と比べると初期費用は上がります。ただしガラスは3〜5年、セラミックは5〜7年以上。半年ごとの再施工が不要になることを含めて考えると、見え方が変わってきます。
アルファのコーティング施工事例
カーコーティングの施工事例
よくあるご質問
フッ素コーティングはどのくらい持ちますか?
ボディに施工した場合、フッ素系(ポリマー系)の耐久年数は3〜6ヶ月です。施工直後の水弾きが良いため長く効いている感じがしますが、被膜が柔らかく、洗車の摩擦や紫外線で少しずつ削られていきます。
「フッ素コーティングは3〜5年持つ」と書いてある記事を見ました。本当ですか?
ボディへの施工では現実的ではありません。アルファはポリマー系の耐久を3〜6ヶ月としてご案内しています。3〜5年という数字は、専門店が扱う純ガラスコーティングの耐久に近いものです。
なぜアルファはフッ素コーティングを勧めないのですか?
被膜が柔らかく傷を防げないこと、下地処理の手間に対して持ちが短すぎること、再施工を繰り返すと結局高くつくことの3点です。ただし幌(ソフトトップ)については、素材の性質からフッ素が合う場面があります。
幌にはフッ素とセラミックのどちらがいいですか?
保管環境で決まります。屋外駐車が多く長期の保護を優先するならセラミック、屋内ガレージ保管で雨の日は乗らないという方ならフッ素でも十分に美しさを維持できます。アルファの幌コーティングは2シーター38,500円、4シーター49,500円(税込)です。
水弾きを良くしたいだけなのですが、何がいいですか?
目的の場所によります。雨の日の視界を良くしたいなら窓の撥水コーティング(F・R・ルーフ 各8,800円/サイド 各4,400円)、ボディの汚れを付きにくくしたいならガラスコーティング(110,000円〜)が向きます。ボディ全体にフッ素を塗るより、目的に合った施工のほうが納得しやすいと思います。
すでにフッ素コーティングをしている車に、ガラスコーティングはできますか?
できます。ただし古い被膜が残ったまま施工すると密着が悪くなるため、下地処理で既存の被膜を落としてからの施工になります。状態を拝見してご案内します。
まとめ|フッ素は「悪い」のではなく、向き先が違う
- フッ素コーティングは「ポリマー系」。専門店のガラス・セラミックとは別のカテゴリー
- ボディへの耐久は3〜6ヶ月。「3〜5年持つ」は現実的ではない
- 被膜が柔らかく傷を防げないため、アルファはボディへの施工を勧めていない
- ただし幌(ソフトトップ)には合う。屋内保管なら十分に美しさを保てる
- 水弾きが目的なら、窓の撥水コーティング(8,800円〜)という選び方もある
- ボディを本気で守るなら、ガラス110,000円〜/セラミック220,000円〜
フッ素コーティングが悪いわけではありません。向いている場所が、ボディではないというだけです。「何を、どこで、どのくらいの期間守りたいのか」が決まれば、選ぶものは自然と絞れます。
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目的に合わないメニューをお勧めすることはありません。
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