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車のマット塗装で後悔する理由|買う前に知っておくことと対策

マット塗装が選ばれる理由:最近の人気トレンドを徹底解説

「マット塗装は後悔する」——検索するとよく出てくる言葉です。

結論から申し上げると、後悔するかどうかは車種でも色でもなく、買う前に何を知っていたかで決まります。マット塗装そのものが悪いのではありません。艶あり塗装と同じつもりで扱うと破綻する、というだけの話です。

この記事では、東京・足立区で年間1,000台以上を施工しているアルファが、実際に後悔につながっている原因と、防ぐために何ができるのかを、できるだけ正直に整理します。

これから購入する方も、すでに乗っている方も、状況を伺ってお答えします

目次

後悔の中身は、だいたい4つに絞られます

マットブラックのメルセデス・ベンツ G63
存在感は圧倒的です。ただし扱い方が艶ありとは違います

ご相談をいただく中で「思っていたのと違った」という声は、ほぼ次の4つに集約されます。

マット塗装で「後悔した」と言われる中身 1. ついた傷やシミが、磨いて消せない 艶あり塗装なら磨けば消える程度のものが、そのまま残ります 2. 洗車のたびに気を使う 洗車機は使えず、ワックスも使えず、拭き方にも気を配ることになります 3. 修理したら、そこだけ質感が合わない 艶の出方をそろえるのが難しく、対応できる工場も限られます 4. 状態が悪いと、売るときに響く 直しにくい塗装なので、傷んだ状態は評価に反映されやすくなります

逆に言えば、この4つに手を打っておけば、後悔の大半は起きません。順番に見ていきます。

4つとは、①鳥のフンや虫の跡が残った ②洗車で傷が入った ③飛び石で塗装が欠けた ④売るときの評価が伸びなかった、です。どれも「マット塗装は磨いて直せない」という1つの性質から来ています。艶消し(つや消し)の塗装は、表面のこまかい凸凹で光を散らして落ち着いた見た目を作っていますが、その凸凹は磨けば消えてしまいます。だから、艶あり塗装なら磨いて済む小さなダメージが、マットでは「そのまま残る」に変わります。これがデメリットの正体です。

出発点は「磨けない」という一点です

マットブラックのBMW X7。光が散るため映り込みが出ません

マット塗装のあの落ち着いた見え方は、表面にごく細かい凹凸があり、光が一方向に返らずに散ることで生まれています。艶あり塗装は表面が平らなので光がまっすぐ返り、鏡のように映り込みます。

ここが重要なところです。美しさの正体である「凹凸」が、そのまま弱点になります。

磨くという行為が、質感を壊してしまう

艶あり塗装の傷は、コンパウンドで表面を薄く削って平らにすれば消えます。ところがマット塗装で同じことをすると、削った部分だけ凹凸がなくなり、そこに艶が出ます。傷は消えても、今度は「ここだけ光っている」という別の問題が残ります。

つまりマット塗装は、ついてしまった傷を後から無かったことにする手段がありません。これが4つの後悔すべての根っこにあります。

ワックスも艶出し剤も使えません

艶を出すための製品は、すべて表面の凹凸を埋めて平らにするものです。マット塗装に使えば、狙って質感を消しにいくのと同じことになります。洗車用品は「マット塗装対応」または「ツヤ出し成分なし」の表示を必ず確認してください。具体的な手順はマット塗装の洗車と手入れの記事にまとめています。

実際に後悔につながっている場面

経年でムラが出たマット系の外装

理屈より、実際に起きることを挙げたほうが早いと思います。

鳥のフンと虫を、そのままにしてしまった

いちばん多い相談です。鳥のフンには塗装を侵す成分が含まれており、夏場は数時間で跡になります。艶ありなら磨いて対処できる場面ですが、マット塗装では跡が残ります。

対策はひとつだけで、見つけたらすぐ、多めの水でふやかして落とすことです。乾いた状態で拭き取ると、粒が入ったまま擦ることになります。

出先で気づいたときは、水があればとにかくかけて薄めてください。ティッシュでこすり取るのがいちばんよくありません。紙の繊維は硬く、粒を巻き込んだまま表面を削ります。「落とす」ではなく「ふやかして流す」、これだけ覚えておけば十分です。

洗車機に入れてしまった

マット塗装は洗車機に対応していません。ブラシが当たれば細かい擦り傷が入り、その部分だけ光の返り方が変わります。手洗いが前提になるので、「洗車機で済ませたい」という方には、正直あまり向いていません。

「ノーブラシの洗車機なら大丈夫か」というご質問もいただきます。ブラシが当たらないぶん傷のリスクは下がりますが、高圧の水と強めの洗剤で汚れを飛ばす仕組みなので、艶消しの表面には負担が残ります。どうしても使う場合は、水洗いだけのコースにして、そのあと手で拭き上げるのが現実的な妥協点です。

拭き上げのときに、力を入れて擦った

水滴を早く取ろうとしてタオルを押し当てて引きずる。これも擦り傷の原因です。タオルは広げて置き、押さえて水を吸わせる。これだけで結果が変わります。

タオルの種類も関係します。吸水性の高い大判のマイクロファイバーを使い、面で当てて、持ち上げる。この繰り返しで水を取ります。古いタオルや、一度でも床に落としたタオルは砂を拾っている可能性があるので、マット塗装には使わないでください。1台に2〜3枚を用意して、汚れたら替えるくらいがちょうどいいです。

飛び石で塗装が欠けた

高速道路を走れば避けられません。塗装が欠けて下地が見えた状態は、磨きでは戻らないので再塗装が必要になります。そしてマット塗装の再塗装は、艶の出方をそろえるのが難しく、対応できる工場も限られます。

やっかいなのは、欠けたところが「点」ではなく「面」に見えることです。艶ありなら小さな点で済む欠けも、マットでは周りとの光の返り方の差で、実際より大きく目立ちます。高速道路をよく使う方ほど、前まわりだけでも先に守っておく価値があります。

数年後に売ろうとしたら、評価が伸びなかった

マット塗装は直しにくい塗装です。傷やシミが残った状態は、買い取る側から見れば「元に戻す手段が限られる車」ということになり、評価に反映されやすくなります。

ここは金額の幅が大きく、車種・年式・市場の状況で変わるため、具体的な数字を出すことは控えます。ただ「状態が良いほど有利になる度合いが、艶あり車より大きい」という傾向は、はっきりあります。

買い取る側の立場で考えると分かりやすいです。艶あり車なら「磨いて店頭に並べればいい」傷が、マット車では「再塗装しないと並べられない」傷になります。その手間と費用が、そのまま査定の差になります。

後悔しなかった人は、何が違ったのか

マット仕上げのプロテクションフィルムを施工したメルセデスAMG GT 63
フィルムで覆っておけば、日常の擦り傷や汚れは塗装まで届きません

長く乗って満足されている方には、共通点があります。

  • 納車前に手を打っている:傷がついてから相談するのではなく、無傷のうちに保護しています
  • 手入れの手間を許容している:手洗い前提の車だと最初から割り切っています
  • 置き場所を考えている:屋根の下に置ける、あるいはカバーを使うなど、当たる量そのものを減らしています
  • 汚れをためない:週末にまとめてではなく、フンや虫は気づいた日に落としています

裏を返せば、後悔している方の多くは「艶あり車と同じつもりで乗り始めた」という一点に行き着きます。車が悪いわけではありません。

いちばん惜しいのは「傷んでから相談に来られる」ケースです

正直にお伝えします。すでに入ってしまった傷やシミは、フィルムを貼っても消えません。フィルムは、これ以上増やさないためのものです。だからこそ、納車前か、乗り始めて間もない時期がいちばん効きます。

納車日が決まっている方は、その前にご相談ください

LINEで相談する

買う前に、この5つを確かめてください

艶ありからマット仕上げに変えた車両

迷っている段階なら、次の5つに答えてみてください。ここで詰まるなら、いったん立ち止まったほうがいいと思います。

  • 手洗いを続けられますか:洗車機は使えません。自分で洗うか、手洗いに出すかの二択です
  • どこに置きますか:屋根の下なら条件はかなり良くなります。青空駐車なら、それ相応の準備が要ります
  • 年に何キロ走りますか:高速の割合が多いほど、飛び石を浴びる量が増えます
  • 何年乗って、どうしますか:売却まで見るなら、保護の費用対効果は上がります
  • 保護の予算を取れますか:車両価格だけで組むと、あとで無理が出ます

とくに2番目と5番目が重要です。青空駐車で、保護に回す予算がないという組み合わせだと、数年後に後悔する可能性はかなり高くなります。その場合は艶あり車をあとからマットに変える方法もあるので、そちらを検討する手もあります。

後悔を防ぐ3つの手段と、その違い

マット仕上げのフィルムとラッピングの比較

打てる手は3つです。目的が違うので、優劣ではなく使い分けになります。

マット塗装を守る3つの手段 手段 飛び石 汚れ・シミ 費用の目安 マット用PPF(ステルス) かなり効く かなり効く 278,000円〜 マット対応コーティング 効かない かなり効く 110,000円〜 手入れの徹底のみ 効かない やり方次第 0円(手間がかかる) 飛び石を止められるのはPPFだけです。ここが3つの決定的な違いです。

1. マット仕上げのプロテクションフィルム(XPELステルス)

いちばん確実な手です。フィルム自体がマットな質感なので、貼っても純正の見え方が保たれます。艶ありの透明フィルムを貼ると、そこだけ光ってしまうため、マット塗装には使えません。

期待できることを正確に書きます。

  • 飛び石が塗装まで届く確率を大きく下げます:ただし大きな飛来物や事故の衝撃では貫通することがあります。「絶対に防げる」ものではありません
  • 鳥のフンや虫が、塗装に直接触れなくなります:万一フィルムに跡が残っても、貼り替えれば下の塗装は無傷のまま出てきます
  • 洗車時の軽い擦り傷は、熱で目立たなくなります:深い傷は戻りません
  • 剥がせば元の塗装が残ります:再塗装と違い、後戻りができる選択です

施工の実例はメルセデス・ベンツ G63のステルスPPF施工事例ディフェンダー110の施工事例をご覧ください。

2. マット塗装に対応したコーティング

フィルムのフル施工が予算的に難しい方、屋内保管で飛び石のリスクが低い方向けです。凹凸を埋めない設計の被膜で覆い、汚れが固着しにくくします。

飛び石は防げません。ただし汚れが落ちやすくなることで、洗車のときに擦る回数と力が減ります。結果として傷が入る機会そのものが減るので、これも立派な対策です。コーティングの種類ごとの違いはコーティングの種類の比較にまとめています。

注意していただきたいのは、一般的な艶出しタイプのコーティング剤は使えないことです。表面の凸凹を埋めて艶を出す仕組みなので、マット塗装に塗ると、その部分だけテカります。「マット対応」と書かれたものを、必ず目立たない場所で試してから使ってください。

3. 前だけ守って、残りはコーティング

実際にいちばん選ばれている組み合わせです。飛び石が集中するフロント周り(バンパー、ボンネット、フェンダー前側、ヘッドライト、ミラー)だけPPFで覆い、残りはコーティングにする。

全身をフィルムで覆うより費用を抑えつつ、いちばん傷みやすい場所は物理的に守れます。飛び石の当たり方については飛び石対策の記事もあわせてどうぞ。

この組み合わせのよいところは、あとから広げられることです。まずフロントだけ守っておいて、乗っているうちに「やはりドアも」と思えば追加できます。最初から全部を決めなくていい、という点で、迷っている方にはいちばん勧めやすい形です。

アルファの料金

XPELステルスフィルムの施工
メニューM サイズL サイズLL サイズ
ステルスPPF フロントセット278,000円〜373,000円〜410,000円〜
ステルスPPF フルセット874,000円〜1,113,000円〜1,336,000円〜
ガラスコーティング110,000円〜115,000円〜120,000円〜
セラミックコーティング220,000円〜230,000円〜240,000円〜

いずれも税込です。オプションとしてヘッドライト(+32,780円)ドアモールの白濁防止(+52,800円)もご用意しています。車種と施工範囲で変わりますので、実車を拝見してのお見積りになります。

全メニューは料金プラン一覧、フィルムの詳細はプロテクションフィルムのページをご覧ください。

すでにマット車に乗っている方へ

マット塗装へのコーティング施工

「もう傷が入ってしまった」という段階でも、できることはあります。

まず、状態を正しく分ける

  • 汚れが乗っているだけ:適切な洗浄で戻ることがあります。まずここを疑ってください
  • 表面に浅く入った擦り傷:完全には戻りませんが、これ以上増やさない手は打てます
  • 塗装が欠けて下地が見えている:再塗装の判断になります。範囲によって考え方が変わります

ご自身で判断するのは難しいので、写真を送っていただければ見立てをお伝えします。無理に自分で磨こうとするのがいちばん危険です。磨いた部分だけ艶が出て、元の状態より目立つことがあります。

これ以上悪くしないために、今日からできること

  • 鳥のフンと虫は、その日のうちに落とす:多めの水でふやかしてから、押さえるように取ります
  • 洗車機に入れない:手洗い、または手洗い対応の店を使ってください
  • ツヤ出し成分入りの製品を使わない:ワックス、コーティング剤、艶出しシャンプーは避けます
  • 拭き上げは押さえて吸わせる:引きずらないだけで、傷の入り方が変わります
  • 濡れたまま炎天下に置かない:水滴が乾くとシミの原因になります

詳しい手順は洗車の教科書マット塗装の洗車ガイドにまとめています。

よくあるご質問

ステルスPPFを施工したディフェンダー110

マット塗装はやめたほうがいいですか

手洗いを続けられて、保護の予算を取れるなら、止める理由はありません。逆に、洗車機で済ませたい方や、青空駐車で保護に回す予算がない方には、あまりおすすめしません。好みの問題ではなく、扱い方の問題です。

もうひとつの判断材料は、駐車場に屋根があるかです。屋根があれば鳥のフンと紫外線の心配がぐっと減ります。青空駐車で、しかも洗車の時間があまり取れないなら、艶あり塗装のほうが長く気持ちよく乗れると思います。

マット塗装に普通のプロテクションフィルムを貼れますか

貼れますが、おすすめしません。透明フィルムは表面が平らなので、貼った部分だけ艶が出ます。マット塗装にはマット仕上げのフィルム(ステルス)を使います。

ステルスはフィルムそのものの表面が艶消しになっているので、貼っても質感が変わりません。純正のマットに合わせて、艶の消し具合の近いものを選びます。写真だけでは判断しにくいので、実車にフィルムの見本を当てて見比べてから決めていただいています。純正マットにも艶の残り方に幅があるためです。

ついてしまった傷は、PPFを貼れば隠れますか

隠れません。フィルムは透明なので、下の傷はそのまま見えます。むしろ傷を閉じ込めることになるので、施工前に状態を確認して、どう扱うかをご相談します。

ただし、ごく浅い洗車傷なら、貼ることで目立ちにくくなることはあります。フィルムの表面が光を受け止めるので、下の細かい傷まで光が届きにくくなるためです。「隠れる」と「目立たなくなる」は違うので、実車を見て正直にお伝えします。深い傷は先に直してから貼るかどうかをご相談します。

マット塗装車は洗車機に入れられますか

入れられません。ブラシで細かい擦り傷が入り、その部分の光の返り方が変わってしまいます。手洗いが前提の塗装だとお考えください。

どうしても時間がないときは、ブラシの当たらない水洗いだけのコースにして、洗剤やワックスの工程は外してください。そのあと手で拭き上げれば、傷のリスクはかなり抑えられます。「洗車機に入れたら終わり」ではなく、「入れ方を選べば使える場面もある」と考えてください。ただし基本は手洗いです。

売るときに不利になりますか

状態次第です。傷やシミが残った状態だと、直す手段が限られるぶん評価に反映されやすくなります。逆に状態が良ければ、そのまま評価されます。だからこそ、保護しておく意味が艶あり車より大きくなります。

売ることを考えているなら、納車の時点で守っておくのがいちばん効きます。あとから守っても、それまでについた傷は残るからです。フィルムを剥がせば貼った当時の塗装がそのまま出てくるので、「新車のときのまま」を売却時まで持ち越せます。

艶ありの車を、あとからマットにできますか

できます。ステルスPPFかカーラッピングで質感を変えられます。剥がせば元の塗装が残るので、全塗装と違って後戻りができます。詳しくはマット塗装のプロテクションフィルムの記事をご覧ください。

この場合は、今の艶あり塗装をそのまま残せるのが利点です。マットに飽きても、売るときも、剥がせば元に戻ります。「マットにしてみたいけれど後悔が怖い」という方には、塗り替えではなくフィルムのほうを勧めています。費用の目安は上の料金の章をご覧ください。

まとめ|買う前に決まる部分が大きい

状態の良いマット塗装の車両
  • 後悔の中身は4つ:磨けない/洗車に気を使う/修理が難しい/状態が悪いと売却に響く
  • 原因はすべて「磨けない」こと。ついた傷を後から無かったことにできません
  • 飛び石を止められるのはPPFだけ。コーティングは汚れ対策です
  • いちばん効くのは、傷がつく前に手を打つこと。納車前が理想です
  • 洗車機で済ませたい方には向きません。ここは正直にお伝えします

マット塗装は、扱い方さえ合っていれば長く楽しめる塗装です。後悔している方の多くは、車ではなく前提を知らないまま乗り始めたことでつまずいています。

アルファは東京・足立区で年間1,000台以上を施工しています。「この車の、この色で、この乗り方なら何をすべきか」という形でお答えできますので、車種と駐車環境、年間の走行距離をお伝えいただければと思います。施工の実例は施工事例の一覧にまとめています。

東京・足立区のプロテクションフィルム専門店 アルファ

年間1,000台以上の施工実績。ご相談・お見積りは無料です

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