プロテクションフィルムの寿命を縮める「NG洗車」とは? プロが教える正しいメンテナンス

(作成中)プロテクションフィルムの寿命を縮める「NG洗車」についてプロが解説

「プロテクションフィルムを貼った車は、どうやって洗車すればいいの?」
「洗車機に入れても大丈夫? ワックスは掛けていいの?」

高額な施工だからこそ、施工後の「お手入れ」に不安を感じる方は少なくありません。
実は、プロテクションフィルムの寿命は、「日々のメンテナンス」で決まると言っても過言ではありません。

メーカーは「10年保証」を謳っていますが、それは適切なケアがあってこそ。
逆に言えば、正しいメンテナンスさえしていれば、「半永久的に美しい状態を保つことも可能」というのが、私たちプロの実感です。

この記事では、XPEL認定施工店であるアルファが推奨する「正しい洗車方法」と、絶対に避けるべき「NG行為」、そして私たちがこだわり続ける「施工後のメンテナンスサービス」について解説します。

目次

1. なぜプロテクションフィルムに「メンテナンス」が必要なのか?

なぜプロテクションフィルムに「メンテナンス」が必要なのか?について解説

「フィルムを貼ったから、もう何もしなくていい」わけではありません。
むしろ、フィルムという「盾」が汚れやダメージを受け止めてくれているからこそ、その盾をケアしてあげることが、愛車の美観と資産価値を長く守る鍵となります。

1-1. 汚れの「固着」を防ぎ、自己修復機能を維持する

プロテクションフィルムの表面には、汚れを防ぐトップコート層があり、さらに「自己修復機能」も備わっています。
しかし、泥汚れや虫の死骸、鳥のフンなどを長期間放置すると、汚れが層の奥に浸透し、シミになってしまうことがあります。

また、表面が汚れていると、熱による「自己修復機能」が正常に働かなくなる場合もあります。
こまめに洗車をして表面をクリアに保つことは、フィルムの高性能を100%引き出すために不可欠なのです。

1-2. アルファが「施工後のメンテナンス」を最重視する理由

正直に申し上げますと、施工店にとって、施工後のメンテナンスサービスは「儲からないからやりたくない」というのが業界の本音かもしれません。
手間がかかる割に、利益が少ないからです。

しかし、アルファはあえてメンテナンスを重視しています。
それは、「施工して終わり」ではなく、「お客様の愛車の資産価値を守り続けること」が私たちのミッションだからです。
ガソリンスタンドや量販店では対応が難しい「プロテクションフィルム専用のケア」を提供することで、お客様に長く安心してお乗りいただきたいと考えています。

2. 【推奨】プロテクションフィルムの正しい洗車方法

プロテクションフィルムの正しい洗車方法について解説

それでは、具体的にどのような洗車が良いのでしょうか。
基本的には「優しく洗う」ことが鉄則です。
特別な道具は必要ありませんが、いくつかのポイントを押さえるだけで、フィルムの持ちは劇的に変わります。

2-1. 基本は「手洗い洗車」と「たっぷりの水」

最も推奨するのは、やはり「手洗い洗車」です。
たっぷりの水とカーシャンプーの泡を使って、摩擦を減らしながら優しく洗ってください。

フィルムは非常に平滑なので、汚れは落ちやすくなっています。
ゴシゴシ擦る必要はありません。
スポンジやマイクロファイバークロスを使い、力を入れずに撫でるように洗うのがコツです。

2-2. シャンプーは「中性」を選ぶ

使用するカーシャンプーは、研磨剤(コンパウンド)や強力な溶剤が入っていない「中性」のものを選んでください。
「水垢落とし」や「傷消し」を謳うシャンプーには、研磨剤が含まれていることが多く、フィルムの表面(トップコート)を削ってしまう恐れがあるため避けてください。

2-3. 専用の「シーラント」や「簡易コーティング剤」の活用

洗車の仕上げに、XPELが推奨する専用の「シーラント(保護剤)」や、フィルム対応の簡易コーティング剤を使用するのも効果的です。
これにより、表面の撥水性や防汚性が高まり、次回の洗車がさらに楽になります。
(※ただし、石油系溶剤や研磨剤を含まないものを選んでください)

3. 【絶対NG】寿命を縮める「やってはいけない」3つの行為

寿命を縮める「やってはいけない」3つの行為について解説

逆に、これだけは避けていただきたい「NG行為」があります。
知らずにやってしまうと、フィルムが浮いたり、傷ついたり、最悪の場合は剥がれてしまう原因になります。

3-1. ブラシ型の「自動洗車機」

ガソリンスタンドにある「ブラシ型」の自動洗車機は、基本的にNGです。
高速回転するブラシがフィルム表面を叩き、細かな傷(スクラッチ)をつける原因になります。
また、ブラシに挟まった小石などがフィルムを深く傷つけるリスクもあります。

どうしても洗車機を使いたい場合は、施工から1ヶ月以上経過した後で、「ノンブラシ(高圧水のみ)」のコースを選ぶか、手洗い洗車サービスを利用してください。

3-2. 高圧洗浄機の「エッジ(端)への近距離噴射」

コイン洗車場などで高圧洗浄機を使うこと自体は問題ありません。
しかし、フィルムの「端(エッジ)」に向かって、至近距離から高圧水を噴射することは絶対に避けてください。

強力な水圧がフィルムの隙間に入り込み、フィルムを「浮かせ」たり、そこから一気に「剥がして」しまったりするトラブルが起こり得ます。
高圧洗浄機を使う際は、ノズルをボディから50cm以上離し、端に対して垂直ではなく、面に対して当てるように意識してください。

3-3. 「コンパウンド(研磨剤)」入りのワックスや溶剤

「小傷を消したい」「水垢を取りたい」といって、コンパウンド入りのワックスやクリーナーを使うのは厳禁です。
プロテクションフィルムの命である「トップコート層(自己修復層)」を削り取ってしまい、機能が失われるだけでなく、その部分だけツヤが引いて白ボケしてしまう原因になります。

もし取れない汚れや傷がある場合は、無理に擦らず、私たちのような専門店にご相談ください。

4. アルファの「メンテナンスサービス」でプロに任せる選択肢

アルファの「メンテナンスサービス」でプロに任せる選択肢について解説

「自分で洗車する時間がない」「ガソリンスタンドに任せるのは不安」 そんなお客様のために、アルファでは施工車両専用の「メンテナンスサービス」をご用意しています。

4-1. フィルムの状態チェックとプロの洗車

定期的にご来店いただき、プロの目でフィルムの状態(浮き、剥がれ、劣化の兆候など)をチェックします。
その上で、フィルムに最適な溶剤と手法を用いて、手洗い洗車とメンテナンスを行います。

早期に浮きなどを発見できれば、その場で補修することも可能です。
トラブルが大きくなる前に対処できるのが、定期メンテナンスの最大のメリットです。

4-2. 頑固な汚れや「雨ジミ」の除去

ご自身では落としきれない頑固な汚れや、軽度の雨ジミ(ウォータースポット)なども、プロの技術で安全に除去します。
フィルムを傷めない専用のクリーナーを使用し、クリアな輝きを取り戻します。

5. まとめ:正しいケアで「一生モノ」の輝きを

正しいケアで「一生モノ」の輝きについて解説

プロテクションフィルムのメンテナンス方法について解説しました。

  • 基本: たっぷりの水と泡で「優しく手洗い」。
  • NG: ブラシ洗車機、高圧洗浄機の至近距離噴射、コンパウンド。
  • プロのケア: 不安な時はアルファのメンテナンスサービスを利用する。

プロテクションフィルムは、決して「貼りっぱなし」にするものではありません。
正しい知識でケアをしてあげれば、メーカー保証の10年を超えて、愛車を美しく守り続けてくれる頼もしいパートナーになります。

「洗車道具は何を使えばいい?」 「ちょっと端が浮いてきた気がする」

そんな些細なことでも、施工店のアルファにいつでも頼ってください。
私たちは、施工後のお客様のカーライフこそを、全力でサポートいたします。

愛車をもっと美しく、もっと長く守るために
   「どの施工が合っているかわからない」「仕上がりに後悔したくない」とお悩みの方こそ、
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私たちは掛かりつけ医のように、施工後も寄り添い続けるパートナーでありたいと考えています。

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