【おすすめアイテムも紹介】未塗装樹脂パーツの白化復活方法とその対策

G63AMGリアバンパーの樹脂パーツ

寒空の下、丁寧に洗車し終えた愛車を見渡していると樹脂パーツは白くなっているのを見つけてしまった。
とても気分が下がりますよね。
車体をいくらガラスコーティングで覆ってピカピカでも樹脂パーツが白化していると車両全体がみすぼらしく見えてしまいますよね。

今回の記事では樹脂パーツの白化対策と白化してしまった際の蘇生方法について解説していこうと思います。
意外と簡単に対処できるのでどうすればいいのか分からない方は目を通してみてください。

目次

樹脂パーツ「白化」の原因

この「白化」という現象、何が原因で引き起こされているかというと、未塗装樹脂の素材が太陽から発せられる紫外線や熱に弱く、屋外で車を保管しているとその紫外線の影響を受けて樹脂内部のポリプロピレンに傷、クラックが入ります。
その傷が光を反射することによって人の目には白く見えるという仕組みです。
人の目には見えない内部の傷が原因となると対処方法はあるのか、と心配される方もいるかと思いますがご安心ください。

ここからは白化を復活させる簡単な方法をいくつか紹介していこうと思います。

白化復活方法

上でも説明した通り、白化は紫外線による内部素材が紫外線によりダメージを受け、クラックが入ることが原因です。
屋外保管をしていればいずれは白くなってしまうものなので仕方がない、とあきらめてしまっていた方も多いかもしれません。
しかし、最近では優れた商品が多く出回るようになり、市販のものでも簡単に白化しているバンパーを復活させることができます。以下に見ていきましょう。

シリコンオイル

白化した未塗装樹脂パーツには昔からシリコンオイルがよく使われてきました。
古くなったプラスチック素材を復活させる方法としてはかなり有名で知っている方も多いかと思います。
市販のものでも効果を実感しやすく、手にも入りやすい為気軽に白化を直したい方は手にしてみてもいいかもしれません。

近所のホームセンターで購入することもできます。

アーマーオール

知っている人は知っている、アーマーオール。
主成分がシリコンオイルと海面活性剤、乳化剤が添加されているので、白化を解消しながら樹脂パーツの洗浄まで行えるという優れもの。
車外に使用されいるパーツはもちろん、ダッシュボードなどの内装にも使用できるため重宝すること間違えなしです。
筆者の愛車にも何度も塗った記憶がある非常にお世話になった清掃グッズの一つです。

研磨で落とす

白化した表面を削り落とせば新たな黒い樹脂が出てくるのですが、ここ最近バンパーなどの樹脂素材の質感を向上させるために「シボ」と呼ばれる表面加工が施されてます。
簡単に言うと凹凸のようなものが作り、樹脂本来の少し安っぽそうな質感を改善しようとする工夫です。
この加工がされている車両に関しては白化している部分のみを研磨してしまうと一部分だけ凹凸がなくなった不自然な仕上がりとなってしまうため注意が必要です。

樹脂パーツの白化を未然に防ぐためには

ここまではすでに白化してしまった樹脂パーツの復活方法をいくつか解説していきましたが、白化を未然に防ぐ方法はあるのか、気になりますよね。何もしないで白化を防ぐ方法はほぼ皆無といっても過言ではありません。
以下に見ていきましょう。

カーコーティングを施工する

ガラスコーティングを塗布することによって樹脂表面を紫外線から保護し、長期間白化を防ぐことが可能です。
最近では未塗装樹脂専用のコーティング剤も市販されるようになってきたので利用してみるのもいいでしょう。
しかし、施工環境によっては斑になってしまったり厚塗りしてしまったりとリスクも伴ってくるため、心配な方はプロに依頼してみてみてください。

もちろん当社でも施工可能です。
ガラスコーティングの種類によっては樹脂パーツに使用できないものもあるのでそこにも注意が必要です。

塗装する

コーティングにも耐用年数があるし屋外保管しかできないからもっとしっかり保護したい。
という方は塗装するのもひとつの手です。
しかし、未塗装樹脂の素材にはポリプロピレンが使用されている為、通常のボディに使われている塗料では密着しません。

塗装での保護をする場合には樹脂専用のプライマー(下地塗装)が必要になります。
塗装もコーティング同様、環境や技術力によって仕上がりに差が出てしまうので素人の方からすると敷居が高いかもしれません。
仕上がりの事を考えると筆者はあまりオススメしたくない方法ですね。

まとめ

如何だったでしょうか。
未塗装樹脂パーツの白化は素材がプラスチックである以上避けて通ることの出来ない宿命のようなものです。
もし白化で悩んでいる方がいたら当記事を参考に美しく蘇らせてあげてください。

また、大切な愛車がみすぼらしくならないように事前に対処しておくことも忘れずに。
一番オススメなのは未塗装樹脂にも塗布可能なカーコーティングを施工すること。
愛車のボディメンテナンスに関してなにか不安点や不明点があれば我々プロを頼ってみてください。

それでは良きカーライフを。

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