【洗車好き必見】コーティングショップが使用するディテイリング道具を公開
ひどい汚れや傷に塗れた車でもピカピカにしてくれるコーティングショップ。
現場のプロたちはどんな道具を使ってあなたの愛車を蘇らせているのか気になりますよね。
今回の記事はそんなディテイリングプロたちが使っている道具や使い方を一部紹介します。
日常の洗車でも使えるものが多くあるので、当記事を参考にプロみたいな洗車をしてみてください。
ディテイリングブラシ各種
ご存じの方も多いであろうディテイリングブラシです。
最近は市販でも安価且つ高品質なものが出回ってきているので持っている方も多いのではないでしょうか。
使用する箇所によって素材が異なり、外装パーツの細部には豚毛やナイロン、内装の細かい部分には柔らかい化学繊維素材等、ホイールにはナイロンを使うことが多いです。
その中でも豚毛はかなり汎用性が高く、様々な部位に使えるので重宝してますね。
純水機
水道水は生活用水としては世界最高峰の清潔さをもつ日本ですが、実は車の洗車には不向きな不純物が沢山含まれています。
それらをろ過し、不純物の含まれない純水を生成するための装置です。
一般家庭では用意するのは難しいと思いますが、一応家庭用の純水機も存在します。
水道の蛇口から中継させるような形で使い、お庭の洗車でも純水が使えてしまうという代物です。
効果は業者用のものと同様にありますが、コスト面では大幅に劣るので導入の際には気をつけましょう。
※写真のものは家庭用のものになります
TDSメーター
水に含まれる不純物を数値化し、測定する装置です。
水の中に通電させると、不純物を介して電流が流れていきます。
その電気伝導率を可視化することで洗車に適した水なのかを確認しています。
水に不純物が含まれていない場合は通電しても電流が流れていかないため、ppm数値は低く表示されます。
水は洗車の要。
細かいチェックを重ねて最適な形でお客様の愛車を洗えるようにしています。
高圧洗浄機
「洗車と言ったらこれ」と想像される方も多いかもしれませんが、実際のプロの現場では出番の少ない高圧洗浄機。
塗装へのダメージを懸念してボディ表面に対してはそこまで使用しないというのが実情。
主な使い方としては下回りや足回りなどの清掃、泥落としですね。
丁寧な時間をかけた手洗いが最もボディにダメージを与えずに洗うことができるのです。
エアツール各種
エアコンプレッサーに接続するツールです。
洗車後のボディ水切りや研磨作業中にバフについたコンパウンドを落とすのに使います。
これがあるのとないのでは作業効率に雲泥の差が出てきます。
洗車用スポンジ
洗浄部位、用途によって使用するスポンジを変えます。
中性シャンプー用、脱脂専用シャンプー用、ボディ用、足回り用等、細かく分けることで車へのダメージを最小限に抑えることが可能になります。
皆さんはここまで細かく分けなくても良いですがボディ用と足回り用のスポンジは分けるようにしましょう。
マイクロファイバータオル
ディテイリング基本アイテムのうち最も重要な役割を持つであろうマイクロファイバータオル。
髪の毛の260分の1という超極細の繊維を使用して編み込まれており、吸水性、速乾性、集塵力に優れています。
マイクロファイバータオルの繊維断面は花のような形をしており、細かな凹凸が無数にあるのが特徴です。
この凹凸によって水をよく吸いあげることができるのです。
プロはマイクロファイバータオルを清掃部位に応じて大きく分けて二つに分けています。
下記に見ていきましょう。
フチあり
内装や荒拭き、溶剤を使用したディテイリングの際に使用することが多いです。
比較的汚れが目立つ部分に使うことが多いです。
縫製方法はパイル地と呼ばれる最も耐久性に優れた製法で頑固な汚れでも落とすことが可能です。
フチなし
ガラスコーティングの仕上げに使います。
傷のリスクを減らすためにフチにパイピングで縫製処理がされていないものを使うようにしています。
製法はシャーリング地と呼ばれるもので柔軟性に優れています。
繊細な作業を行う際に使います。
製法の特性上耐久性はそこまでよくありません。
マイクロファイバータオルは傷がつかないタオルではない
マイクロファイバータオルは「傷がつかないタオル」といった認識を持っておられる方が多々見受けられます。
しかし、それは大きな間違えで、冒頭でも述べた「表面の凹凸」によって傷がつきやすい素材とも言えます。
コーティング、ディテイリングにおけるマイクロファイバータオルの役割とは「吸水性」にあります。
拭き上げ、仕上げの際にボディをなぞる回数を減らすことで結果的に傷がつかないといった仕組みです。
ですのでボディに対して力を入れて擦るなどは決してしないようにしてくださいね。
まとめ
今回はプロのディテイリングショップが使っている道具をほんの一部紹介しました。
それぞれの特徴を理解することで日常の洗車にも使うことができるものばかりを紹介したので、洗車好きな方は使ってみてはいかがでしょうか。
専用に設計されているものなので今の洗車に満足いってないという方にはとてもおすすめです。
それでは良きカーライフを。