【これ知らないと危険】カーコーティング直後の雨によるよくあるNG行動とプロの対処法

「専門店でガラスコーティングをしてもらったのに、納車直後にゲリラ豪雨に降られてしまった…」
「まだ完全に乾いていないのでは?」「雨でコーティングが流れ落ちてしまうのでは?」と、不安な気持ちで帰路につくオーナー様から、連日のようにお問い合わせをいただきます。
また、「予約日や納車日が雨予報なのだけれど、施工の品質が落ちるのでは?」「晴れの日まで延期した方がいいか?」と迷われている方も非常に多いのが実情です。
この記事では、年間数多くの最高級車を仕上げているカーコーティング専門店「アルファ」のプロの視点から、コーティング直後の雨の影響・硬化の仕組み・種類別の耐雨性の違い・季節ごとの注意点・正しい洗車手順・やってはいけないNG行動5つ・雨染みの重症度別の対処法まで、徹底的に解説します。
「今まさに雨に降られて不安」という方へ
お車の状態や施工内容によって最適な対応は変わります。写真を送るだけで、最短当日でプロが直接お答えします。
結論:ガラスコーティング直後に雨が降っても大丈夫!その理由をプロが解説
専門店では初期硬化が終わってからお渡しするため、帰り道の雨は問題ありません
なぜなら、専門店では温度や湿度が管理された専用ブース内で、コーティング被膜の「初期硬化」が確実に終わるまでお車を保護・管理してからお返ししているからです。
「コーティングは水に弱い」「定着前に雨に濡れると被膜が流れ落ちる」という情報をインターネットで目にしたことがあるかもしれません。しかし、アルファのような完全屋内設備の本格専門店で施工されたガラスコーティング・セラミックコーティングであれば、納車直後の帰り道で大雨に降られたとしても、コーティング被膜が剥がれたり、性能が著しく落ちたりすることはありません。まずは落ち着いてください。
ただし一点だけ注意が必要です。コーティング剤そのものが雨で流れる心配はありませんが、雨水に含まれる「汚れ・ミネラル分」が乾燥してシミ(ウォータースポット・イオンデポジット)になるのを防ぐために、雨上がりの適切なケアは必要です。この「雨そのものへの耐性」と「雨上がりのケアの重要性」を分けて理解することが大切です。
なぜ施工直後の雨でも被膜は落ちないのか?硬化の仕組みを解説
温度と湿度を管理した密閉ブースで、被膜が定着するまで保護します
確かに、ガラスコーティングが化学反応を終えて「完全硬化」し、本来の100%の防御力に達するまでには一般的に約2週間〜1ヶ月程度の時間が必要です。それにもかかわらず、なぜ完全硬化前の雨でも大丈夫なのでしょうか。
「初期硬化」と「完全硬化」の決定的な違い
「雨で流れる」心配と「シミを残さない」ケアは、別の話として分けて考えます
コーティングの硬化プロセスには、大きく2つの段階があります。
- 初期硬化(指触乾燥):溶剤が揮発し、表面が乾燥して「手で触れても問題ない」「水がかかっても成分が溶け出さない」状態になるまでの段階。施工後数時間〜24時間程度で到達します。
- 完全硬化:コーティング成分が空気中の水分と化学反応し、塗装面と分子レベルで完全に結合して本来の硬度を発揮するまでの段階。これに数週間〜1ヶ月かかります。
納車時に雨に降られても大丈夫なのは、専門店ではお客様にお車をお渡しする時点ですでに「初期硬化」が確実に完了しているからです。初期硬化さえ終わっていれば、雨粒の衝撃や水分でコーティング被膜が溶け出したり剥がれたりすることはありません。
プロとDIYの決定的な違いは「環境管理」にある
市販のDIY用コーティング剤や、ガソリンスタンドなどの短時間施工の場合、初期硬化の時間が十分に確保されないまま納車されるケースがあります。その場合、定着前に雨に濡れると成分が流出するリスクがあります。
一方、私たちアルファのような本格的な専門店では、専用の密閉ブース内で適切な室温・湿度を保ち、被膜が定着するまで安全な屋内でしっかりと管理する時間を設けています。この「環境管理と適切な硬化時間の確保」を経ているからこそ、納車直後のゲリラ豪雨でもビクともしない品質をご提供できるのです。
「雨の日の施工・納車」も全く問題ありません
「雨の日に施工すると、湿度でコーティングの品質が落ちるのでは?」というご質問も頻繁にいただきます。屋外や吹きさらしのピットで作業をする場合は確かに湿度の影響を受けますが、アルファのように施工から初期硬化の完了までが空調・湿度管理の行き届いたブース内で完結する専門店であれば、外の天候がコーティングの品質に悪影響を与えることは一切ありません。雨の日にお預かりし、雨の日に納車させていただいても、晴れの日と全く変わらない最高の艶と性能をお約束できます。
コーティングの種類別・雨への強さと完全硬化までの期間
コーティング剤の種類によって、雨への耐性と硬化までの期間は変わります
一口にカーコーティングといっても、使用されるコーティング剤の種類によって、雨への耐性や完全硬化までにかかる期間が異なります。施工前・施工後の参考としてご覧ください。
| コーティングの種類 | 初期硬化の目安 | 完全硬化の目安 | 雨への強さ | 耐久年数の目安 |
|---|---|---|---|---|
| ガラスコーティング最多施工 | 12〜24時間 | 2週間〜1ヶ月 | ◎ 非常に強い | 3〜5年 |
| セラミックコーティング最高品質 | 24〜48時間 | 1〜2ヶ月 | ◎ 最も強い | 5年以上 |
| ポリマーコーティング | 数時間〜12時間 | 数日〜1週間 | ○ 比較的強い | 6ヶ月〜1年 |
| カーワックス(参考) | 数十分〜数時間 | 数日 | △ やや弱い | 1〜3ヶ月 |
※上記の数値は一般的な目安です。コーティング剤のメーカー・グレード・施工環境(温度・湿度)・塗装面の状態によって大きく前後します。専門店での施工では、使用する液剤の特性に合わせた適切な管理が行われるため、一般的な目安より短時間で安定した硬化が得られる場合があります。
雨水はただの水ではない。コーティング車に雨染みができる本当の理由
雨水に含まれるミネラル分が乾くと、輪郭のはっきりしたシミになります
コーティングが剥がれないなら、雨に濡れても放置して平気なのかというと、決してそうではありません。空から降ってくる雨水は「純粋な水」ではないからです。
雨水の中には、大気中の排気ガスの油分・チリ・ホコリ・季節によっては黄砂や花粉・さらに酸性雨の原因となる化学物質など、様々な不純物が溶け込んでいます。走行中は、前方の車が跳ね上げた路面の泥水(アスファルトの油分や鉄粉を含む)もボディに付着します。
これらの不純物を含んだ水分が、太陽の熱やエンジン熱で蒸発すると、水分だけが飛んでいき、ミネラル分が白く固まります。これが「イオンデポジット(雨染み・水ジミ)」です。専門店のコーティングが施工されていれば、このシミは「コーティング被膜の上」に堆積するため塗装への直接ダメージは防げますが、美観を大きく損ないます。
雨の日でもコーティングは施工できますか
屋外での作業は天候に左右されますが、屋内施工なら事情が変わります
結論から申し上げると、屋内の施工ブースがある店であれば、雨の日でも施工できます。アルファでも、雨の日にお預かりして雨の日にお引き渡しすることがあります。
ただし、これは「どこで施工しても同じ」という意味ではありません。雨の日の施工で問題になるのは、雨そのものではなく湿度と気温です。
湿度が高いと何が起きるのか
ガラスコーティングは、空気中の水分と反応しながら硬化していきます。湿度が高すぎると反応が早く進みすぎて、ムラや白い曇りの原因になることがあります。逆に低すぎると硬化が進みません。
そのため、施工の良し悪しを分けるのは天気予報ではなく、作業する場所の湿度と温度を管理できるかどうかです。
とくに難しいのが、梅雨どきのように「湿度が高く、気温も高い」日です。反応が早く進むぶん、塗り広げてから拭き上げるまでの時間が短くなります。作業できる時間の幅が狭くなる、と言い換えてもいいかもしれません。ここで手間取ると、拭き残しがそのまま固まってムラになります。
逆に冬の乾いた日は、硬化が思うように進みません。初期硬化に必要な時間が伸びるため、お預かりする時間も長くなります。つまり「雨だから悪い」のではなく、その日の湿度と気温に合わせて、置く時間と作業の進め方を変えているということです。これは天気予報を見て決めることではなく、ブースの中の数字を見て決めることです。
避けたほうがよいのは、屋外での施工と自分での施工
雨の日に気をつけていただきたいのは、次のような場合です。
- 屋外や簡易テントでの施工:湿度も気温も管理できません。作業中に雨が吹き込むおそれもあります
- ご自身での施工(DIY):ガレージがあっても、湿度を保つ設備までは持っていないのが普通です。雨の日は避けてください
- 施工後すぐに引き渡す店:初期硬化が終わる前に雨の中へ出すことになります
アルファは空調を備えた密閉ブースで施工し、被膜が定着するまでブース内でお預かりしてからお引き渡しします。雨の日にご来店いただいても、仕上がりが変わることはありません。
コーティングの種類ごとに硬化にかかる時間は違います。詳しくはコーティングの種類の比較をご覧ください。
納車日が雨のとき、どうすればいいか
納車日の雨は、延期しなくても対処できます
「納車日が雨予報なので、日をずらしたほうがいいでしょうか」というご相談をよくいただきます。
結論としては、延期する必要はありません。ただし、雨の中を走って帰ることになるので、知っておいていただきたいことがあります。
新車の塗装は、思っているほど強くありません
納車されたばかりの車は、塗装が完全に安定しきっていない場合があります。そこへ路面の泥はね(アスファルトの油分や鉄粉を含みます)を浴びながら走ることになります。
雨そのものより、雨と一緒に飛んでくるものが問題だとお考えください。
雨と一緒に飛んでくるもの、というのは具体的にはこういうものです。アスファルトから浮いた油分、先行車のタイヤが巻き上げた砂と鉄粉、道路沿いに溜まっていた粉じん。晴れた日なら乾いたまま風で飛んでいくものが、雨の日は水に混ざってボディに張り付きます。
そして厄介なのは、それが乾くまで見た目に分からないことです。帰宅した時点ではただ濡れているだけに見えますが、翌朝には点状の跡になっていることがあります。新車の1日目にこれを浴びるかどうかは、その後の下地処理の手間に直結します。納車日の雨を気にされる方が多いのは、感覚として正しいということです。
納車日が雨なら、この順番で対処してください
難しいことはありません。順番だけ守ってください。
やることは3つだけです。どれも特別な道具は要りません。水道とホース、それに吸水用のタオルがあれば足ります。逆に、この3つを飛ばして「明日の休みにまとめて洗おう」とすると、跡が残ってからの作業になります。
ポイントは完璧にやろうとしないことです。夜遅い帰宅で全体を洗う時間がなくても、下回りに水をかけるだけで意味があります。「今日できる範囲で、汚れが乾く前に薄めておく」——これが目的だとお考えください。時間をかけた丁寧な洗車より、その日のうちの雑な水かけのほうが、この場面では効きます。
帰宅したら、その日のうちに水で流す
泥はねは時間が経つほど落ちにくくなります。全体を洗えなくても、下回りとリア周りだけ流しておくだけで違います。
優先順位をつけるなら、リアバンパーの下、マフラーまわり、ドアの下の縁、そしてホイールです。いずれも巻き上げた泥が集まる場所で、乾くと固着します。ここだけなら5分もかかりません。
屋根付きの駐車場をお使いの場合も、濡れたまま入れてそのままにしないでください。屋根の下は風が通りにくく、水滴がゆっくり乾くぶん、かえって跡が残りやすくなることがあります。
擦らずに、まず水で浮かせる
泥の粒を挟んだまま拭くと、そこで傷が入ります。いきなりスポンジやタオルを当てないでください。
順番は、水をかける → 少し待つ → もう一度かける、です。1回目で泥をふやかし、2回目で流します。乾きかけた泥に少量の水をかけただけの状態が、いちばん傷が入りやすい状態です。半端に湿った砂粒は、乾いた砂粒より塗装に食いつきます。
高圧洗浄機をお使いなら、少し離して当ててください。近づけすぎると、砂粒を弾き飛ばす前に押し付ける形になります。ノズルを寝かせて、面をなでるように動かすのが安全です。
濡れたまま日なたに置かない
翌日晴れた場合、残った水滴が乾いて水シミになります。拭き上げまで済ませてから駐車してください。
いちばん確実なのは、ディーラーから直接お預かりすることです。アルファでご相談が多いのは、納車された車をそのままお預かりして、施工してからお渡しする形です。雨の中を走る距離が最小限で済みますし、無傷の状態から施工できるので仕上がりも良くなります。ディーラーとの受け渡しの段取りもこちらで調整できますので、納車日が決まった時点でご相談ください。雨予報かどうかは気にしていただかなくて大丈夫です。
季節別・コーティング車の雨対策と注意点
季節によって雨のリスクは変わります。完全硬化前は特に注意が必要です
雨への対応は、季節によって異なる注意点があります。特に完全硬化前の期間は、季節ごとのリスクを把握しておくことが重要です。
🌸 春(花粉・黄砂の季節)
雨上がりに花粉や黄砂が大量に付着しやすい時期です。コーティング車でも花粉の成分(ペクチン)は酸性のため、放置すると被膜に食い込みます。雨が上がったらできるだけ早めに水洗いを行い、花粉・黄砂をしっかり流しましょう。
☔ 梅雨(長雨・高湿度の季節)
曇り続きで洗車タイミングを逃しがちな時期です。完全硬化前は特にこまめなケアが必要。また、梅雨はコーティング施工後の完全硬化に時間がかかりやすい季節でもあるため、硬化期間を少し長めに見ておきましょう。
☀️ 夏(紫外線・ゲリラ豪雨の季節)
最も危険なのが「雨上がりの炎天下」です。ボディ上の水滴が虫眼鏡のレンズ効果を引き起こし、太陽光を集めて塗装を焼いてしまいます。夏の雨上がりは、日陰で素早く拭き上げることを最優先にしてください。
🍂 秋・冬(融雪剤・冷え込みの季節)
積雪地域では、路面の融雪剤(塩化カルシウム)が飛散してボディに付着します。塩分はコーティング被膜だけでなく、下回りの腐食原因にもなります。冬季は洗車頻度を意識的に上げ、下回りまでしっかり水で流すようにしましょう。
施工直後は特に注意!絶対にやってはいけない「5つのNG行動」
焦って間違った対応をすると、かえって塗装を傷めることがあります
雨に濡れたからといって焦って間違った対応をすると、かえってボディに致命的なダメージを与えます。特に完全硬化前の期間は、以下の5つを絶対に避けてください。
-
乾いたタオルでゴシゴシ拭く(カラ拭き)
雨で濡れたボディには目に見えない無数の砂埃が付着しています。乾いたタオルで擦ることは紙ヤスリでボディを磨くのと同じです。施工したてのコーティング面に無数の洗車キズが入ってしまいます。
✔ 代わりに:水滴を拭くときは、必ずたっぷりの水とマイクロファイバークロスで水を「吸わせる」ように。 -
ガソリンスタンドの門型洗車機に入れる
完全硬化前のデリケートな被膜に、高速回転する洗車機ブラシの強い摩擦は厳禁です。撥水性能などを低下させる恐れがあります。
✔ 代わりに:完全硬化までは手洗い洗車。その後もノーブラシ洗車機または手洗いを推奨します。 -
炎天下で水滴を放置する(自然乾燥させる)
雨上がりに急に晴れ間が出た時が最も危険です。水滴が虫眼鏡効果で太陽光を集め、塗装面を焼いてしまいます(ウォータースポット)。
✔ 代わりに:洗車後・雨上がりは速やかに日陰で水滴を拭き上げてください。 -
濡れたまま車体カバーを被せる
濡れたままカバーを被せると内部で蒸れて白濁(クスミ)を生じさせたり、風でカバーが揺れてキズだらけになるリスクがあります。
✔ 代わりに:雨天時は無理にカバーをかけず、雨上がりに洗車してあげる方が安全です。 -
市販の強力ケミカルを自己判断で使う
シミができたからといって、強力なコンパウンド入りの水垢落としやアルカリ性クリーナーを使うのは危険です。コーティング被膜ごと削り落としてしまう可能性があります。
✔ 代わりに:専門店専用のメンテナンスクリーナーをご利用いただくか、施工店にご相談ください。
コーティング剤は、表面が乾いても内部では固まる反応が続いています。表面が乾く「初期硬化」が12〜48時間、本来の硬さになる「完全硬化」が1〜2週間が目安です。この間は「生乾きのコンクリート」のような状態なので、雨に濡れなくても次の3つは避けてください。
-
シャンプー洗車・高圧洗浄
固まりきっていない被膜にシャンプーの成分が入り込むと、白く濁ったり持ちが落ちたりすることがあります。高圧洗浄の水圧も、柔らかい被膜には負担です。
✔ 代わりに:最低1週間(できれば2週間)はシャンプーを使わず、汚れが気になれば優しい水洗いだけにする。 -
市販のワックス・撥水剤を上から塗る
「もっと艶を出したい」と重ねると、プロ用コーティングの密着を邪魔して剥がれの原因になります。多くの施工店で保証の対象外になる行為です。
✔ 代わりに:完全硬化後に、施工店指定のメンテナンス剤を使う。コーティングの上にワックスは必要?も参考に。 -
むやみに触る・乾拭きする
ツルツル感を確かめたくなりますが、指の皮脂でもムラの原因になります。乾いた状態で埃を払うのは、紙やすりで擦るのと同じです。
✔ 代わりに:埃が気になったら、触らずにエアブロワーで吹き飛ばす。
もし失敗してしまったら。雨染みができた、ムラになって取れない、という場合も、自分でコンパウンド等で擦らないでください。状況が悪化します。アルファでは、他店やDIYで施工した後のトラブルについても、表面のダメージ層だけを取り除く「リカバリー研磨」や再施工を行っています。早めにご相談いただくほど、軽い手入れで済みます。
【完全版】雨に濡れた後の正しい洗車・お手入れ手順
一連の作業は30〜40分程度。手順を守れば難しくありません
大切な愛車が雨に濡れてしまった場合、具体的にどう対処すれば良いでしょうか。一連の作業は30〜40分程度で完了します。難しく考える必要はありませんので、以下の手順で優しく対処してください。
雨が降っている最中は「絶対に何もしない」
難しい作業はありません。順番を守ることが結果を分けます
雨が降り続いている間は、タオルで拭き取ろうとする必要は全くありません。砂埃を引きずってキズをつけるだけです。まずは安全な駐車場やガレージに車を停め、雨が完全に上がるのを待ちましょう。コーティングが効いていれば、雨水と一緒に汚れもある程度流れ落ちてくれます。
「濡れているうちに拭いたほうが、跡にならないのでは」と思われるかもしれませんが、逆です。降っている最中は、次から次へと新しい汚れが落ちてきます。拭いても拭いても追いつかず、そのたびにボディを擦ることになります。
雨が上がってから動いても、間に合います。水シミができるのは「濡れた瞬間」ではなく「乾いた瞬間」だからです。止んだあと、乾く前に手を打てばいい——この時間の感覚を持っていただくと、慌てずに済みます。
たっぷりの水でボディ表面の汚れを流す
雨が上がったらまずホースや高圧洗浄機を使い、車全体にたっぷりの水をかけて、表面の砂埃・花粉・泥はねを水圧で優しく洗い流してください。いきなりスポンジで擦るのは厳禁です。
※可能であれば不純物を含まない「純水」を使用するとシミのリスクが激減します。
水をかける順番は、上から下です。ルーフ、ボンネット、ガラス、ドア、最後に足まわり。下から始めると、上から流れ落ちた泥を洗い直すことになります。
見落としやすいのは、ワイパーの下、給油口のフタの縁、ドアミラーの付け根です。いずれも汚れが溜まり、あとから走行中に染み出して筋状の跡になります。ドアを一度開けて、縁の内側にも水を回してください。
たっぷりの泡で優しくシャンプー洗車
水洗いだけでは落ちない油分などを落とすため、コーティング車専用のコンパウンド・ワックス成分を含まない中性カーシャンプーを使用します。バケツでキメ細かい泡を立て、その「泡のクッション」でボディを滑らせるように、スポンジやムートングローブで優しく洗います。絶対に力を入れて擦ってはいけません。
スポンジやグローブは、1台に1枚と決めないでください。足まわりを洗ったものでボンネットを触ると、拾った砂をそのまま運ぶことになります。上面用と下部用で分けるのが理想です。
洗う順番も、水と同じで上から下へ。そして直射日光の下では洗わないことです。泡が途中で乾くと、その部分だけ洗剤の跡が残ります。曇りの日、または早朝・夕方が向いています。
最も重要!柔らかい布で素早く「吸水」する
シャンプーを完全に水で洗い流したら、シミになる前に速やかに水気を拭き取ります。ここでは普通のタオルは使わず、必ず大判のマイクロファイバークロスを使用してください。
コツは「クロスをボディに広げてバサッと置き、端を持って手前にそっと引いて水を吸わせる」こと。ボディを擦るのではなく、繊維に水を吸い上げさせるイメージで行うのが洗車キズを防ぐプロの技です。
「施工後のケア方法、もっと詳しく知りたい」という方へ
コーティングの種類・施工後の注意事項・アフターケアについて、LINEでお気軽にご質問いただけます。
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手遅れになる前に…雨染みの「重症度別」対処法
固着したシミは、状態に応じた専用の処置が必要になります
「数日間洗車できず、気づいたらボディに白くて丸いリング状のシミがびっしり…」そんな場合でも慌てないでください。重症度に応じた対処法があります。
重症度で対処法が変わります
🟢 軽度:付いてから数日以内・白い曇りがある程度
コーティング専用の中性カーシャンプーでの手洗い洗車で落ちることが多いです。水圧でしっかり流してから泡で優しく洗い、柔らかい布で吸水してください。これだけで解決するケースが最も多い段階です。
🟡 中度:1〜2週間放置・白いリング状のシミがはっきり見える
シャンプー洗車では落ちない段階です。専用の酸性メンテナンスクリーナー(ウォータースポットリムーバー)を使用し、ミネラル分だけを化学反応で溶かして除去します。コーティング被膜を削らずにシミだけを除去できます。ただし窓ガラスやメッキパーツへの付着に注意が必要なため、不安な方は専門店への相談を推奨します。
🔴 重度:長期間放置・シミが乾いて固くなっている・コーティング被膜に食い込んでいる
酸性クリーナーでも除去できない段階です。この場合は専門店でのポリッシング(磨き)によるシミの除去・再コーティングが必要になります。自己処理でコンパウンドを使うと被膜ごと削り落とす危険があるため、必ず専門店にご相談ください。
絶対にコンパウンド(研磨剤)で磨かないでください
シミを落とそうとして、市販のコンパウンドで磨いてしまうと、せっかく施工したガラスコーティングの被膜ごと削り落としてしまいます。その部分だけ撥水効果やツヤが消えてしまいます。シミに気づいたら、まず軽度のケアから試し、落ちない場合は専門店にご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)
ご不明な点はお気軽にご相談ください
ガラスコーティング施工直後は、どれくらい雨に当てない方がいいですか?
専門店での初期硬化が終わっていれば、すぐに雨に濡れても被膜自体は問題ありません。ただし、完全硬化するまでの約2週間〜1ヶ月間は汚れが固着しやすいため、濡れた後のこまめな洗車が推奨されます。
完全硬化までの期間、洗車機は絶対NGですか?
はい、施工後約1ヶ月間は洗車機の強い物理的摩擦を避けてください。完全硬化後も、美しい艶を長持ちさせるためには手洗い洗車(またはノーブラシ洗車機)をおすすめします。
施工直後に一度雨に当たると、耐久性は落ちますか?
専門店での環境管理のもと初期硬化が完了していれば、雨に濡れただけで耐久性や撥水性が落ちることはありません。ただし、雨滴を長期間放置して雨染みが形成されると表面の撥水が弱まることがあるため、早めの洗車が重要です。
納車帰りに泥はねが付いてしまいました。すぐ洗車すべきですか?
泥はねにはアスファルトの油分や鉄粉が含まれているため、放置すると取れにくくなります。帰宅後、可能であれば泥が付いた箇所だけでもたっぷりの水で洗い流し、柔らかい布で優しく拭き上げることをお勧めします。ゴシゴシ擦るのは絶対に避けてください。
青空駐車(屋外駐車)でもコーティングの意味はありますか?
青空駐車の方こそ、コーティングの恩恵を最も受けられます。紫外線・酸性雨・鳥のフンなどのダメージから塗装の身代わりとなって(犠牲被膜として)機能するため、塗装の劣化を大幅に遅らせることができます。ただし屋内駐車に比べて汚れやすいため、こまめな洗車は必要不可欠です。
コーティング車は梅雨の時期、特に気をつけることはありますか?
梅雨は曇り続きで洗車タイミングを逃しやすい季節です。雨が上がったタイミングを見つけ、こまめに水洗い洗車を行いましょう。また完全硬化前の施工直後の場合、高湿度環境では硬化が若干遅れることがあるため、施工店の指示に従った管理を心がけてください。
コーティング後の洗車で使ってはいけないシャンプーはありますか?
コンパウンド(研磨剤)入りのシャンプーや、ワックス・艶出し成分が配合されたシャンプーは避けてください。これらはコーティング被膜の撥水性を変質させたり、曇りを生じさせる原因になります。「コーティング車対応」「中性」「ノーコンパウンド」と記載された製品をお選びください。
雨の日でも、仕上がりは変わりません
アルファでは、チリ一つない完全密閉の空調完備ブースで徹底した下地処理とコーティング施工を行います。施工後は適切な温度・湿度が保たれたブース内で、被膜が定着するまでお車を大切に管理してからお引き渡しします。
「明日は雨予報だから、納車を延期しようかな…」
「施工中の天候で品質にムラが出るのではないか…」
雨の日にお預かりし、雨の日にお引き渡しする場合も、仕上がりは晴れの日と変わりません。施工も硬化も、温度と湿度を管理したブースの中で行うためです。施工後のアフターフォローやメンテナンスの疑問も、プロのスタッフが丁寧に対応いたします。
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