【超重要】コーティング直後にやってはいけない5つのこと

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その行動で台無しに?コーティング直後の注意点とは

その行動で台無しに?コーティング直後の注意点とはについて解説

愛車にコーティングを施したばかりのあの瞬間、「これでしばらく安心だ」と思った方も多いのではないでしょうか。
ですが実は、コーティング直後の数日間こそ最も繊細な期間であり、ちょっとした油断が仕上がりを損なう原因になることもあります。
見た目では完璧に見えても、コーティング剤は完全に硬化するまでに時間がかかるため、その間の取り扱い方が非常に重要になります。

この記事では、施工直後にやってしまいがちなNG行動を「5つ」に厳選して紹介します。
「知らなかった」では済まされない、よくある失敗を防ぐためにも、ぜひ最後までお読みください。
正しい知識を身につけることで、コーティングの効果を最大限に引き出し、愛車を美しく保つことができます。

コーティング直後にやってはいけない5つのこと

コーティング直後にやってはいけない5つのことを解説

コーティングを終えたばかりの車は、とても美しく、まるで新車に戻ったかのような輝きを放っています。
しかし、この状態を長持ちさせるためには、施工直後の数日間に「絶対に避けるべき行動」が存在します。
実際に、何気ない行動が原因で「ムラになってしまった」「すぐに汚れが目立つようになった」という声も少なくありません。

ここからは、アルファでもよくご相談を受ける「コーティング直後にありがちな5つのNG行動」を、プロの視点からわかりやすく解説します。
どれも日常の中でついやってしまいそうなことばかりですが、ここでしっかり理解しておくことで、大切な愛車の美しさとコーティングの効果をしっかり守ることができます。

洗車はちょっと待って!施工直後の水濡れはNG

コーティングを終えた後、つい「キレイな状態を保ちたい」と思って早めに洗車したくなるかもしれません。
しかし、これはコーティングの大敵です。
というのも、コーティング剤は施工直後すぐに完全硬化するわけではなく、表面は乾いて見えても内部ではまだ硬化反応が進んでいる状態です。
そのため、このタイミングで水や洗剤をかけてしまうと、ムラや白濁、シミなどの原因になることがあります。

とくに注意したいのが、スポンジやクロスでのこすり洗い、高圧洗浄機の使用、そしてワックスやコーティング剤の上塗り。
これらはコーティング層にダメージを与えたり、表面の均一性を壊してしまったりする恐れがあります。

では、どのくらい洗車を控えるべきなのでしょうか。
一般的には、最低でも48時間、可能であれば5〜7日間は水や洗剤を避けるのがベストとされています。
晴れた日でも、朝晩の結露による水滴や、突然の雨にも注意が必要です。
どうしても汚れが気になる場合は、乾いたブロワーでそっと吹き飛ばす程度にとどめておきましょう。

雨の日の運転にも注意が必要です

コーティング直後の車は、一見すると水を弾くように見えるかもしれませんが、実際にはまだ表面の保護膜が完全に硬化しておらず、非常にデリケートな状態です。
そんなタイミングで雨に濡れてしまうと、水滴に含まれる不純物や空気中の汚れがコーティングに付着し、ウォータースポット(輪ジミ)やムラの原因になることがあります。

特に春先の黄砂や花粉、初夏の強い紫外線と雨が組み合わさるタイミングは、最も注意が必要です。
これらが雨と混ざることで、酸性の成分がコーティング表面に残りやすくなり、白くくすんだような跡がついてしまうこともあります。
一度このような跡が残ると、再施工や研磨が必要になることもあり、せっかくのコーティングが無駄になりかねません。

とはいえ、天候はコントロールできません。
どうしても雨天時に運転が必要な場合は、帰宅後すぐに水滴を優しくブロワーで吹き飛ばす、あるいは雨が完全に乾く前にマイクロファイバークロスで軽く吸い取るなどの対策を取りましょう。
決してこすったり、強く拭いたりせず、「濡れたまま放置しない」ことがポイントです。

カーカバーの使用は逆効果になることも

コーティング直後の車を汚したくないという気持ちから、カーカバーをかけたくなる方も少なくありません。
しかし、このタイミングでのカーカバー使用は、かえって逆効果になってしまう可能性があるのです。

その理由は主に2つあります。
ひとつは「蒸れ」です。カバーをかけると車体とカバーの間に湿気がこもりやすくなり、コーティングの硬化を妨げる原因となります。
特に気温や湿度が高い時期には、内部に結露が生じやすくなり、ムラや曇りの原因になることがあります。

もうひとつは「摩擦」です。カーカバーは一見柔らかく見えても、風でわずかに揺れることで表面にこすれが生じることがあります。
施工直後の柔らかい被膜はこの摩擦に弱く、微細なキズがついてしまうことも。
さらに、カバーの内側に砂埃などがついていた場合、そのままボディをこするような状態になってしまうため、より深刻です。

どうしても屋外で保管しなければならない場合や、やむを得ずカバーを使用する必要があるときは、通気性の高い専用カバーを使用すること内側が起毛素材のものを選ぶこと、そして風でバタつかないようしっかり固定することが重要です。
また、できればコーティング施工から数日間は、カバーの使用を控えるのが理想です。

ワックスやコーティング剤の“追い塗り”はNG

コーティングを終えた愛車をさらに美しく保ちたい――そんな思いから、施工直後に市販のワックスや簡易コーティング剤を上から塗ってしまう方がいらっしゃいます。
気持ちはよくわかりますが、これは避けるべき行動のひとつです。
なぜなら、施工直後のコーティングはまだ完全に定着しておらず、別の成分を重ねることで被膜のバランスが崩れてしまう恐れがあるからです。

特に、最近のコーティングはガラス系やセラミック系など高性能な素材が使われており、それぞれに最適な硬化条件や保護環境があります。
そこに異なる成分のワックスやスプレーを重ねてしまうと、化学的な反応を起こしてムラができるツヤ感が不自然になる表面がベタつくといった問題が発生する可能性があります。

また、施工店によっては「保証が無効になる可能性」もあるため、万一のトラブル時に対応してもらえなくなることもあります。
仕上がりに満足していても、「もっと良くしよう」という手を加えすぎることが、逆に効果を台無しにしてしまうこともあるのです。

コーティングの効果を長持ちさせたいのであれば、まずは何も手を加えず、硬化期間をしっかり守ることが一番のメンテナンスです。
追加で何かを使いたい場合は、施工店に相談のうえ、タイミングや製品を確認してからにしましょう。

触らないのがいちばんのケアです

コーティング直後の車を見ると、思わず手で撫でたくなるほどピカピカで気持ちがいいものです。
ですが、そこをグッとこらえるのが“本当の愛車思い”と言えるかもしれません。
実は、施工後すぐのボディに触れること自体が、トラブルの原因になることがあるのです。

たとえ手が清潔でも、指紋や皮脂が付着することで、光沢にムラが出たり、変色の原因になることもあります。
また、柔らかいクロスでも、施工直後のデリケートな表面に繊維が残ったり、細かいキズをつけてしまう可能性があります。
特に乾拭きは摩擦熱を生みやすいため、コーティング層がまだ不安定な状態では避けるべき行動です。

さらにやってしまいがちなのが、「ホコリがついたからちょっと払っておこう」と、手のひらや布でさっと触れてしまう行為。
これもNGです。
見えない砂やチリを一緒にこすってしまうことで、微細なキズがついてしまいます。

もしホコリが気になる場合は、柔らかいエアブロワーで優しく吹き飛ばすのがベスト。
絶対に拭いたりこすったりせず、「見て楽しむだけ」に徹することが、施工後数日間の最良のメンテナンスとなります。

施工はスタートライン。だからこそ“数日間の我慢”が大切

施工はスタートライン。だからこそ“数日間の我慢”が大切を解説

コーティングをしたことで、「もう安心」「しばらく手をかけなくて済む」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、実はコーティング施工は“ゴール”ではなく、“スタートライン”です。
美しい状態を長く保ち、コーティング本来の効果を最大限に引き出すには、施工直後の数日間をどう過ごすかがカギになります。

今回ご紹介した5つの“やってはいけないこと”は、いずれもついやってしまいがちな行動ばかりです。
けれど、これらを避けるだけで、コーティングの定着は安定し、効果の持続期間にも大きな差が出ます。
特に高温多湿な季節や、気温の変化が激しい時期はコーティングの硬化にも影響するため、少し慎重すぎるくらいがちょうど良いのです。

「何もしない」ことに少し不安を感じる方もいるかもしれませんが、それこそがプロが推奨する“最善のメンテナンス”。
ほんの数日の我慢が、数年先まで愛車を美しく保つ秘訣になります。
コーティング後のケアについて不安なことがあれば、いつでもお気軽に私たちにご相談ください。
最適なアドバイスで、お客様のカーライフを全力でサポートいたします。

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