カーフィルムで紫外線&赤外線をWカット|車内温度最大−10℃・燃費最大3%改善の真実と効果とは

暑さが厳しくなるこれからの季節、車に乗り込んだ瞬間の「ムッ」とする熱気にうんざりしていませんか?
とくに小さなお子様や高齢のご家族を乗せる方にとって、車内環境の快適さと安全性は無視できない課題です。

こうした悩みに対して注目を集めているのが、「紫外線(UV)と赤外線(IR)の両方をカットできる高性能カーフィルム」。
最近では、“Wカット”と呼ばれるフィルムの登場により、日差しによるジリジリ感だけでなく、車内温度の上昇を最大10℃抑えるといった具体的な効果も実証されています。

さらに、エアコンの使用量を約10〜20%削減できるケースも報告されており、燃費や電費の向上が最大3%程度期待できるといった省エネ効果も見逃せません。
もちろん、インテリアの劣化防止や万が一の事故時にガラスが飛散しにくくなる安全性の高さも大きなメリットです。

この記事では、紫外線&赤外線対策としてのカーフィルムの効果を「事実に基づいたデータ」と「実際の活用シーン」を交えながら、初心者にもわかりやすく解説していきます。
どんなフィルムを選べばよいのか、DIYとプロ施工の違いは?施工費用はどれくらい?といったリアルな疑問にも答えていきます。

省エネ・快適性・安全性をすべて備えた車内空間を目指すなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。


目次

カーフィルムがもたらす3つの効果とは?

カーフィルムで燃費が良くなるって本当?について解説

カーフィルムは、ただの“日除け”にとどまりません。
紫外線(UV)と赤外線(IR)をカットすることで、快適性・省エネ性・安全性という3つの大きなメリットを車内にもたらしてくれます。
それぞれの効果を詳しく見ていきましょう。


1. 快適性の向上|車内温度を最大で約10℃ダウン

最も実感しやすい効果が、車内の温度上昇の抑制です。
とくに夏場、直射日光を浴びた車内は、すぐに50℃近くまで上昇することも。
赤外線カット機能を備えたフィルムを施工することで、ダッシュボードやシート表面の温度上昇を抑え、乗車時の不快な“モワッ”とした熱気を軽減できます。

実証実験では、高性能なIRカットフィルムを使用した場合、最大で約10℃の温度差が確認された例もあります。
これにより、夏場でもエアコンの立ち上がり時間が短縮され、快適な車内環境をすぐに実現できます。

2. 省エネ効果|エアコン効率が向上し、燃費も改善

暑さを感じにくくなることで、エアコンの設定温度を下げすぎる必要がなくなり、燃費の向上に直結します。
実際、国土交通省の資料や各種実験データでは、赤外線カットフィルムを使用することでエアコン使用量を10〜20%削減できたとの報告もあります。

その結果、燃費が約2〜3%改善されたケースも。
特にアイドリングストップが多い都市部や、電費が重要なEV(電気自動車)に乗っている方にとっては、カーフィルムの省エネ効果は小さくありません。

また、エアコンへの依存が減ることで、車両バッテリーの負担軽減や静粛性の向上といった副次的なメリットも得られます。

3. 安全性の向上|飛散防止&インテリア劣化の抑制

もうひとつ見逃せないのが、安全性の向上です。
カーフィルムの中には、「飛散防止性能」を備えたものも多くあります。
これは、万が一の事故や飛び石などでガラスが割れた際に、破片が車内へ飛び散るのを防いでくれる機能です。

また、紫外線を99%以上カットできるタイプであれば、ダッシュボードやシート、内装パネルなどの色あせやひび割れといった劣化を大幅に抑制できます。
日焼けによる肌へのダメージを軽減できる点も、小さなお子様や女性にとっては大きな安心材料です。

紫外線と赤外線、それぞれの違いとカットする意味

実際にどれくらい燃費が改善される?について解説

「UVカット」「赤外線カット」といった言葉をよく耳にするものの、それぞれが車内環境に与える影響を正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。
紫外線(UV)と赤外線(IR)は性質も影響もまったく異なり、それぞれを適切にカットすることが車内の快適性と安全性の両立につながります。

紫外線(UV):肌や内装にダメージを与える“見えない敵”

紫外線は、太陽光に含まれる波長の短いエネルギーで、主にUV-A・UV-Bという2種類が存在します。
目には見えませんが、肌にシミや日焼けを引き起こしたり、車の内装を劣化させたりする原因となります

UVカット機能のないガラスでは、紫外線がそのまま車内に入り込み、ダッシュボードやシート、ステアリングの色あせやひび割れを招くことも。
さらに、肌に与えるダメージは“蓄積型”のため、たとえ短時間の運転でも長年のうちに大きな影響となって現れます。

近年では、可視光線透過率を保ったまま99%以上の紫外線をカットできる高性能フィルムも登場しており、見た目や運転時の視認性を損なうことなく、確実なUV対策が可能です。

赤外線(IR):体感温度を上げる“暑さの正体”

一方の赤外線は、太陽からの熱線として知られています。
特に赤外線の中でも波長の長い近赤外線は、肌に直接当たると「ジリジリ」「チクチク」とした熱さを感じさせる原因になります。

赤外線を多く透過するガラスでは、たとえ外気温がそれほど高くなくても、直射日光が当たる部分の温度は急激に上昇します。
これが車内の“暑苦しさ”や、エアコンを入れてもなかなか涼しくならない要因となるのです。

赤外線カット性能に優れたカーフィルムを使用することで、こうした不快な熱をブロックし、車内温度の上昇を抑えることが可能になります
体感的にも明らかな違いがあり、夏場の快適性を大きく左右するポイントといえるでしょう。

どちらもカットすることが“真の快適性”につながる

紫外線も赤外線も、それぞれ異なる影響を車内にもたらします。
そのため、どちらか一方だけでなく、両方を高いレベルでカットできる「Wカット」タイプのカーフィルムを選ぶことが重要です。

  • ・肌や内装を守る → 紫外線対策
  • ・暑さや体感温度の抑制 → 赤外線対策

このように役割を分けて理解することで、目的に合ったフィルム選びがしやすくなります。
次章では、こうした効果を最大限に活かすための「カーフィルムの種類と選び方」について詳しく解説します。

Wカット性能で選ぶならこの2製品|CLIMAX「HERIOS」と「MIYABI」

CLIMAXフィルム(HERIOS・MIYABI)の遮熱性能について解説

紫外線・赤外線を両方カットする高性能フィルムの中でも、注目されているのがCLIMAXの「HERIOS(ヘリオス)」と「MIYABI(ミヤビ)」です。
どちらも高性能フィルムとして知られており、快適性・省エネ性・安全性のいずれにおいても非常に優れています。

性能比較表で一目瞭然!UV・IRカット率・遮蔽係数などの違い

HERIOSとMIYABIは、ともに紫外線と赤外線のカット性能に優れたCLIMAX製のカーフィルムですが、それぞれのスペックや特性には違いがあります。
用途や好みに応じて、どちらがよりご自身の車に合うかを比較する際に、以下の性能表が参考になります。

製品名紫外線カット率赤外線カット率遮蔽係数可視光透過率備考
HERIOS(ヘリオス)UVIR87100%99.7%0.8087%透明タイプで高断熱・前面施工対応可
HERIOS(ヘリオス)UVIR89100%94.9%0.8489%透明タイプで高断熱・前面施工対応可
MIYABI(ミヤビ)TB-9099.5%71.5%0.8989.5%高透明タイプ・外観重視
MIYABI(ミヤビ)TB-2099.8%67.6%0.6317.9%濃色タイプ・プライバシー重視

※出典:CLIMAX公式資料およびSOFT99 autoserviceカタログ

HERIOS(ヘリオス):透明性と断熱性を両立した万能モデル

HERIOSは、紫外線・赤外線のWカット性能を備えながら、可視光透過率87〜89%の透明タイプであるため、フロント・運転席・助手席にも施工できるモデルです。

特に注目すべきは、IR除去率(赤外線カット性能)の高さで、1500〜2500nmの波長帯までしっかり遮断。
遮蔽係数0.8台ではありますが、透明フィルムとしては非常に高い遮熱性能を誇ります。

ジリジリとした日差しの熱感を抑えつつ、視界のクリアさも両立。
「貼っていることを感じさせない自然な仕上がり」を求める方におすすめです。

MIYABI(ミヤビ):高級感と遮熱性に優れた多彩なラインナップ

MIYABIは、デザイン性と実用性を両立した赤外線カットフィルム。
紫外線カット率99.5〜99.8%、IR除去率67〜71%と、Wカット性能を備えつつも、可視光透過率や遮蔽係数のバリエーションが豊富です。

濃色タイプのTB-20は、遮蔽係数0.63と比較的低く、遮熱性能に優れます。
一方、高透明タイプのTB-90は視認性が高く、デザイン性重視の方に好まれます。

実際にどれだけ省エネ?燃費・電費向上の数値と実感

施工するメリットとおすすめのタイミングについて解説

高性能なカーフィルムを施工すると、赤外線による熱の侵入を抑えられるため、エアコンの使用頻度や負荷が減少します。
これが、省エネや燃費改善につながる仕組みです。

実験データやメーカーの技術資料によると、遮熱フィルムを貼った車両では、車内温度が最大で約10℃低下し、エアコンの使用が10〜20%抑えられるとされています。
エアコンはエンジンやバッテリーへの負荷が大きく、特に夏場は燃費悪化の要因になります。
エアコン負荷を抑えることで、燃費は約2〜3%向上する可能性があるとされます。

数%の改善に思えるかもしれませんが、長距離通勤や営業車など、年間走行距離が1万kmを超える方にとっては、実質的なガソリン代や充電コストの節約に直結します。
とくに電気自動車(EV)やハイブリッド車では、エアコンの使用がバッテリー消費に直結するため、電費(1kWhあたりの走行距離)向上にも大きく貢献します。

さらに、エアコンの稼働時間が短くなることで、車内の乾燥や騒音、風量による不快感も軽減。
「涼しさの質」が変わることで、快適性そのものがワンランクアップするのも大きなメリットです。

快適&エコなドライブの第一歩に

快適&エコなドライブの第一歩について解説

遮熱カーフィルムは、車の快適性を高めるだけでなく、エアコン使用量の削減を通じて燃費改善にも貢献する、まさに“見えない省エネ装備”です。
とくに赤外線カット性能に優れたフィルムを選ぶことで、車内温度の上昇を抑え、エアコンの負荷を減らすことができるため、燃費が約2〜3%程度改善されるケースもあると報告されています

CLIMAXの「HERIOS」や「MIYABI」は、遮熱性・耐久性・視認性に優れたフィルムとして、見た目だけでなく実用性を兼ね備えた製品です。
夏場の燃費悪化を少しでも抑えたい、EVの電費を伸ばしたいという方にも、非常に相性の良い選択肢と言えるでしょう。
燃費を抑えて快適にドライブする第一歩として、遮熱フィルムの導入をぜひご検討ください。

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