【カーコーティング】ディテイリングとは一体何なのか。言葉の意味や在り方について

当社のコラムに目を通してくださってる方々であれば大体はどんなものなのか想像はつくかと思いますが、そもそも「ディテイリング」とは何なのか。
この言葉に触れる機会がない方からすると何のことかさっぱりだと思います。
かくいう筆者も車大好き小僧だったころにディテイリングと言われても全くぴんと来ませんでした。

今回の記事ではそんなディテイリングそのものについて深く触れていこうと思います。

ディテイリングとは

広義では自動車内外装の細かい部分まできれいに仕上げ美しさを演出することを指します。
その施工内容は洗車やコーティング、カーフィルム、カーラッピング、ペイントプロテクションフィルム(PPF)、外装のリペア、除菌消臭などを含む内装のクリーニング等多岐にわたり、自動車の美装全般を指す言葉が「ディテイリング」です。
そのルーツを辿っていくと下取り、中古車両の再商品化を目的とした艶出しやルームクリーニングを始めたのがその始まりとされていますが、近年ではその在り方自体が変わりつつあり、高価なコーティングやカーラッピング、プロテクションフィルムといったアッパー層向けの高単価サービスが台頭してきました。

時代を追うごとに変化していくディテイリング、ここからはそれぞれのサービスにおけるここ数年の動きについてみていきたいと思います。

カーコーティング

主な依頼先はディーラーやガソリンスタンド、大手フランチャイズ、専門店など窓口は豊富。
しかしこの依頼先の多さは消費者が混乱しやすいポイントの一つでもあります。
依頼先に迷ったら下記記事をご覧ください。

普段馴染みのない方からするとカーコーティングの質の良し悪しは判断しづらいところだと思います。
このコラムには各依頼窓口の特徴や費用感等詳細に書かれているので目を通してみると良いでしょう。

カーラッピング/プロテクションフィルム

コーティングと異なり、ボディにシートを貼ることで美を演出する施工方法です。
使い分け方は用途によって異なり、ボディの保護に重きを置いたのがPPF(プロテクションフィルム)で色変えやファッション性に重きを置いたのがカーラッピングです。
ここ近年ではアッパー層を中心に注目されるようになってきており、日本における市場規模も成長し続けています。詳細は下記記事をご覧ください。

カーフィルム

上二つと異なり、長年にわたり業界に大きな変化が見られないのがこのカーフィルムです。
プライバシーガラスの普及や可視光線透過率70％の法規制等を要因に大きな変化はない様子です。
一昔前はヤンチャな方々が愛車に張り付けているというイメージが強かったのですが、近年ではその性能が向上し一般ユーザーからの注目も集まってきています。

主なメリットは目隠し、事故などで窓ガラスが割れた際の飛散防止、紫外線や赤外線のカットの三つが上げられます。

ディテイリングのスペシャリスト「ディテイラー」

ディテイラー、この言葉が意味するものが何なのか、考えていきたいと思います。
カーディテイリングを直訳するとCar(車)Detailing(細部)となり、「車を細部まで徹底的に仕上げ、全体を美しくする」ことを指します。
これらを極めたスペシャリストの事をディテイラーと呼びます。

では車を細部まで綺麗にすることだけがディテイラーの仕事なのか。
筆者はそうではないと考えます。
車にたくさんの種類があるようにその塗面や、状態は千差万別。

車の数だけディテイリングのやり方もあるのです。
真のディテイラーとは、それぞれの車に合わせた適切な施工方法を提案できる、そんな人間だと思います。
お客様と入念にやり取りし、信頼を得て、希望を聞く。

営業的要素を多く内包している職業がディテイラーなのです。

ディテイリング業界、今後の展望

ここ何年かで大きな変化があったものもあれば特に動きのない業界もある中で唯一言えることは、車の「汚れ」や「清掃」はなくなることはありません。
各施工を提供する対象の車が減ったりなくなったりしても、その技術は様々なものに応用できます。
建物や車以外のインフラ車好きや車業界の人間が好きの延長で手掛ける仕事だと思われがちだったディテイリングも、人が世の中を生きる限り無くならない社会的に不可欠な「清掃業」という見られ方が徐々に浸透しつつあると筆者自身は感じております。

まとめ

如何だったでしょうか。
ディテイリングがどういった意味を持つのか、またそれを生業とするディテイラーとは何なのかをここでは解説していきました。
コーティング屋さんやフィルム屋さんとの違いは何なのか、いまいちわからなかったところが実はコーティング、フィルム、その他クリーニング系の専門店はすべてディテイリング作業の一つだったということですね。

当店のコラムでは車に関連する便利情報をこれからも発信していきますので引き続きご愛読よろしくお願いします。
それでは良きカーライフを。