【初心者必見】カーコーティング施工をどこに依頼すればいいのか分からない方へ

コーティング施工どこにお願いすればいいの

巷では「人生の中で家の次に高い買い物」と言われているクルマ。
日本では愛着をもって「愛車」と表現される程車を大切にする文化が定着しています。
クルマを購入された際には、納車されたピカピカな状態のまま維持したいと思い、カーコーティング施工を検討された経験がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

近年DIYでもネットショップや量販店でさまざまな種類の商品があふれていて、ポリマーやガラス系だったりと簡単に探すことができます。
しかしながら現実問題自分でコーティングをする時間やできる環境がなかなか作れなかったり、面倒だったり、どれがいいのか・どう施工すればいいのか分からなかったりなどの理由でプロ(業者)に任せたいという方も多くいらっしゃいます。
業者へ依頼しようと考えた場合、おおきく分けてディーラー・大手フランチャイズ店・カーコーティング専門店(プロショップ)の3パターンに分類する事ができます。

今回はその3カテゴリーそれぞれの内容や違いについて順番に見ていきましょう。

目次

ディーラーカーコーティング

ディーラーコーティングの特徴としては、施工を自社のスタッフがおこなう場合と、外注委託業者へ依頼するケースの2パターンに分かれる点です。
それによりユーザーの求めるポイントによって好みが非常に分かれます。
下記に見ていきましょう。

クオリティ

ディーラーコーティングでは施工の専属担当者が在籍しているケースもありますが、基本的には営業やメカニックスタッフが施工しているケースと、業者専属のコーティング施工会社が外注委託を受けて施工を行っているというケースに分かれます。
前者ではコーティング品質に関してはお伝えするまでもなく低いケースが多いですが、後者のパターンでも品質は施工委託を受ける業者ごとにより変わるので、かなりばらつきがあるケースが多くなります。
それに加えてディーラー自体は専門店ではないので、コーティングに関しての専門的知識や経験があまりありません。

どんなコーティングが施工されているかの詳しい説明や普段のお手入れなどのメンテナンス方法、初期不良など問題発生時の対処法などの正しいアドバイスを得ることは難しいケースが多いです。

コストパフォーマンス

ディーラーコーティングでは上記でも触れましたが、基本的に外注業者へ委託するケースが多いため、ディーラー側への中間マージンが発生します。
よってユーザー側が支払った金額に対する完成度のコストパフォーマンスとしては低くなるケースが多いと考えられます。

メリット

ディーラーにコーティングを依頼する最大の利点としては、新車・中古車など車両購入の際の納車時に施工も全て完成された状態になっているので再度預ける手間が省けるという点と、カーローン費用の中に施工費用も組み込めるという点。
純粋にコーティングのコストパフォーマンスというポイントで見るとマイナスな印象ですが、そういった利便性はディーラーコーティングの最大の強みです。

大手フランチャイズ店カーコーティング

大手フランチャイズ店コーティングの特徴に、対応エリアが広いという点と、マニュアル化がされていて他店舗においてもほぼ同じような品質とメニューでサービスが受けやすいという点があります。
大手ガソリンスタンドとも提携をしていて、各地で提携の店舗を見つけることができます。
それ故コーティング施工において重要視されるのは、どんな環境やどんな施工者でもなるべく均一に仕上げができるように、施工効率がよく失敗(クレームなどのリスク)が少ない施工方法ということです。

下記に見ていきましょう。

自社開発溶剤

ボディのコーティング剤に限らず水垢除去剤や、洗車シャンプー、メンテナンス材まで自社開発での溶剤が多く取り揃えてあります。
上記でも少し触れましたが、ガラスコーティング自体は環境の違うさまざまな場所、施工者が行うものですから選定されるのは施工性がよく、お客様からクレームになりづらいコーティング剤になります。
効果と施工難易度が高く施工環境がシビアなコーティング剤は扱うことは難しく、比較的無難といえるポリマー系やガラス系などの溶剤が主になります。

無難なクオリティ

これは大手フランチャイズ店コーティングの他との大きな違いなのですが、下地磨きはあまり推奨していないという点があります。
現在では別料金で最低限の下地研磨をおこなう店舗もあるようですが、基本はコーティング剤で小傷などを埋めるという方法を推奨しています。
ボディの下地研磨に関してはSNSなどを見たり実際に施工依頼されたユーザーに話を聞く限り、各店舗によりクオリティの評価に大きな差があるようです。

下地研磨は技術力によりかなり差が分かれるポイント且つ細かいマニュアル化が非常に難しい部分です。
車の入庫の際の状態やボディカラー、同じ車種でも車両の年式になどより塗装面の癖が変わるため(さらにいうとオリジナル塗装状態か補修状態かによっても変わる)、選定する機材や使用する溶剤などが分かれる繊細な工程となります。
施工者の技術力によっては逆に傷をつけてしまったり、色味がぼけてしまったり、塗装をはがしてしまうリスクなども存在します。

さらにはその下地の状態によりコーティング剤の本来の性能を発揮しきれなくなってしまう可能性すらあります。

リーズナブルな価格設定

大手フランチャイズ店では洗車や簡易コーティングなどのリーズナブルで仕上がりの早いメニューが充実していて、コーティングを体験したことが無い方でまず試してみたい方や、別の店でコーティングをしたけど日々のメンテナンスや洗車が面倒で近くに店舗があるという方にとってはとても利便性があり強みといえます。
ただボディの研磨作業などを含む技術力や経験が問われる施工依頼内容の場合は慎重に見極める必要がありそうです。

カーコーティング専門店(プロショップ)カーコーティング

カーコーティング専門店(プロショップ)といっても、各ショップごとによってのカラーがまったく異なるのでひとくくりにする事が非常に難しいと言えます。ですが、傾向としては先に述べたディーラーや大手フランチャイズ店と比較して地域密着型が多く、内容としては施工難易度が高めで設備環境が必要な高単価・高品質のこだわりのコーティング施工をウリにしているショップが多いです。
下記に特徴について見ていきましょう。

経験豊富なプロの施工

ひとつのメーカーのみならずさまざまな車種や状態の車両の対応経験や実績も豊富にあり、車側だけでなく専用機材、溶剤の進化に適応して現在も事業を継続している専門店は比較的経験値が高く安心して任せられます。
国産や輸入車、年式やボディカラーなどにより塗装の癖が大きく変わるため、業者によっては得意分野が分かれたりもします。(弊社では特に欧州車やテスラなどは施工実績も多く特に得意分野です。)
専門的な知識を持ったショップへ愛車の状況や目的にあわせ事前に相談をしてみましょう。

設備や環境の充実度

コーティング剤によっては品質が高いものになればなるほど、性能を最大限発揮するために施工時や施工後の温度管理が可能な設備や、塗装面とコーティング被膜の密着を高めるプライマー施工などの作業が必要になり、施工環境が非常にシビアにそして重要な要素になる傾向があります。
そこの工程をしっかりと行わないと被膜を強固に定着できず、同じコーティング剤を施工したとしても持続性や耐久性など性能面が大きく低下してしまう可能性があります。

高難易度メニュー施工可否

長年培われた技術力の高さや設備の充実から可能となる、他社では施工難易度が高く対応が難しいようなメニューや、地域密着型の特性を生かしたそれぞれ独自のメンテナンスなどのアフターサービスが付帯していたり、代車や引取り納車などのサービスやコーティング以外のオプションメニューなども充実していたりしまデメリットは敷居が高く感じられることやコスト面、充実した設備やこだわりのコーティング剤、それを可能にする技術力や経験のある人材を抱えているカーコーティング専門店では、やはり上記カテゴリーの業者に比べ高単価なメニューが多くなります。
もちろんコーティング性能を長期間維持できることでの洗車などのメンテナンスコストの低下やそこにかける手間や時間の節約、車両価値の維持などたくさんのメリットを得ることができます。
それぞれの考え方によって分かれる部分ではありますが、その辺りの敷居の高さはカーコーティング専門店のデメリットといえるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
同じカーコーティングといってもそれぞれ施工店カテゴリーやさらには各店舗ごとにより非常に大きく特徴が分かれます。
どの選択が正解かという事はそれぞれの目的や状況により異なります。

筆者が考える「コーティングを施工する」という事のゴールは、愛車が「キレイになる」ではなく「キレイが続く」という事です。
日本には四季があり、厳しい暑さや寒さ雨や雪が降ったりと非常に過酷な状況です。
その中においてコーティングというのは施工完了してからが本当のスタート。

納車時に愛車が綺麗な状態になっているのは当たり前で、大事なのはそれを本当に維持継続ができるのか、メンテナンスなどのフォロー体制はしっかりしているか、何か不具合やトラブルがあった場合にどこまで親身にアドバイスや対応をしてくれるのか。
ホームページやSNSだけを見ても非常に判断が難しいところです。
それぞれの特性を把握した上で、あなたの希望や目的を理解し相談ができる信頼のできる業者を是非見つけてくださいね。

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