MENU

旧車・クラシックカーのカーフィルム|内装を日焼けから守る選び方と料金

ポルシェ911(964)へのXPEL施工と塗装保護について解説

「そろそろ内装がつらい」。旧車のオーナーさんから、この相談をよくいただきます。ダッシュボードが白茶けてきた、シートの色が抜けてきた、夏場は乗る気にならない。
新しい車なら、内装が傷んでも部品を頼めば直ります。ところが旧車は、その部品がもう出てきません。だから旧車のカーフィルムは、見た目を変えるためではなく、二度と手に入らない内装を、これ以上減らさないために貼るものだと考えています。

この記事では、東京・足立区のアルファが、旧車・クラシックカーにカーフィルムを貼るときの考え方、施工前に必ず確認していること、車検の基準、そして実際の料金までをまとめました。

目次

旧車にカーフィルムを貼る理由は「もう部品がないから」

アルファの工場に入庫したトヨタ オリジン(クラシックスタイルの黒いセダン)
アルファには旧車・クラシックスタイルの車も入庫します(トヨタ オリジン)

現行車であれば、シートの表皮もダッシュボードも、傷めばメーカーから部品を取り寄せて直せます。費用はかかりますが、直るという前提があります。

旧車はそこが違います。内装部品は再生産されていないことが多く、探すとなると中古市場か、専門業者による張り替え・作り直しになります。運よく中古部品が見つかっても、同じだけ日光を浴びた個体であることがほとんどです。

アルファの考え方

旧車のカーフィルムは「快適にするため」の前に「減らさないため」の施工です。
すでに退色したダッシュボードや硬くなったレザーは、フィルムを貼っても元には戻りません。逆に言えば、いまの状態を保つという意味では、早く貼るほど効きます

ボディ側の考え方については、こちらの記事でも触れています。

紫外線と熱は、内装のどこから傷めるのか

西日を浴びながら走る車。強い日差しが室内に差し込む状況
日差しの強い時間帯や、屋外保管の駐車中に受けるダメージが積み重なります

車内が受けるダメージは、ざっくり分けると二つです。紫外線による色あせ・素材の劣化と、熱による膨張と乾燥です。

  • ダッシュボード上面:もっとも日光が当たる面です。樹脂が乾いて白っぽくなり、進行するとひび割れます。
  • シート・内張り:レザーは油分が抜けて硬くなり、ファブリックは色が抜けます。日の当たる側だけ色が違う、という状態になりがちです。
  • 樹脂パーツ・スイッチ類:表面のコーティングが荒れて、べたつきや白化が出ることがあります。

ご注意ください

ガラスに紫外線カット機能があるかどうかは、車種と年式によってまったく違います。「旧車だから必ずない」とも「あるはずだ」とも言い切れません。
アルファでは決めつけずに、まず現車を見て、いま何が入っているガラスなのかを確認したうえでご提案します。

UVカットと遮熱(IRカット)は別のもの

カーフィルム施工前と施工後の見え方を並べて比較した様子
施工前(左)と施工後(右)。見た目の変化と、中で感じる変化は別ものです

ここを混同したまま選ぶと、「貼ったのに暑いままだった」ということが起こります。太陽光は性質の違う光が混ざっていて、内装を焼くのは紫外線、暑いと感じさせるのは赤外線です。フィルムによって、どちらをどれだけ止められるかが違います。

太陽光は3つに分けて考えます 紫外線(UV) 内装を退色させる 樹脂を硬くする MIYABIで99%カット まず止めたいのはここ 可視光線 明るさと視界 濃さの見た目 車検の70%はここ 止めすぎると違反 赤外線(IR) ジリジリする熱 車内の温度上昇 HERIOSが得意 暑さ対策はこちら 濃い=涼しい、ではありません
「濃くすれば涼しくなる」は誤解です。熱を止めるのは赤外線カット性能です

アルファが扱うフィルムは2種類です。用途がはっきり分かれています。

アルファが扱う2種類のフィルム MIYABI(スタンダード) 紫外線を99%カット スモークの濃さを選べる 車内を見えにくくする 内装を守るのが目的なら まずはこちらで足ります HERIOS(ハイグレード) 赤外線を強力にカット エアコンの効きが上がる 透明な断熱タイプもある 夏の暑さも抑えたいなら フロントガラスにも使えます
内装保護が目的ならMIYABI、暑さまで対策するならHERIOSという分け方になります

旧車の場合、色や見た目を大きく変えたくないという方が多くいらっしゃいます。その場合はHERIOSの透明断熱タイプという選択肢があります。見た目をほとんど変えずに熱だけ落とす、という考え方です。

旧車に貼る前に、一緒に確認したい4つのこと

ドアを開けて側面ガラスにカーフィルムを施工しているところ
側面ガラスの施工。旧車ほど、貼る前の確認に時間をかけます

新しい車と同じ手順では進められないことがあります。アルファでは旧車をお預かりする前に、次の4点をオーナーさんと一緒に見せていただいています。

確認することなぜ見るのか
ガラスの傷・飛び石痕フィルムを貼っても傷は隠れません。圧着の力がかかる位置に既存のダメージがある場合は、先にご説明します。
ゴムモールの状態年数が経つとウェザーストリップが硬化します。硬くなっていると、施工時に欠けたり、水が回りやすくなります。
内張り・樹脂クリップ車種によっては内張りの脱着が必要です。古い樹脂クリップは触ると割れることがあるため、事前に共有します。
ガラスの交換歴過去に社外ガラスへ交換されている場合、純正とサイズや曲面が微妙に違うことがあります。

お問い合わせのときに教えてください

車種・年式・グレードをお伝えいただけると、こちらで下調べができます。生産台数の少ない車ほど、事前の準備で仕上がりが変わります。
ガラスまわりの写真を数枚いただければ、モールの状態まで含めて見当がつきます。

車検で規制されるガラス、されないガラス

施工したフロントガラスのフィルムをライトを当てて仕上がり確認している様子
フロントガラスは特に基準が厳しく、確認にも手をかけます

ここは旧車かどうかに関係なく、法律で決まっています。可視光線透過率70%以上を確保しなければならないのは、フロントガラスと、運転席・助手席の側面ガラスです。それより後ろは規制されていません。

濃さを選べるガラス、選べないガラス 規制あり/70%以上が必要 フロントガラス 運転席の側面ガラス 助手席の側面ガラス 透明断熱タイプを使います 規制なし/濃さは自由 後部座席の側面ガラス リヤガラス クォーターガラス スモークの濃さを選べます
アルファではフロントガラスへの施工は、透過率70%以上を確保できる車両に限ってお受けしています

旧車の場合、もともとのガラスがわずかに色付いていたり、経年で透過率が落ちていることがあります。そのためフロントガラスは、必ず現車で測ってから可否を判断します。測ってみて基準に届かない場合は、正直にお断りします。

アルファのカーフィルム料金(旧車も同じ料金表です)

作業台の上でカーフィルムを車種の形状に合わせてカットしているところ
料金は車種の大きさで決まります。旧車だから割高、ということはありません

料金は車両サイズ(S/M/L)で決まります。参考までに、ポルシェ911はMサイズです。ご自身の車がどのサイズかは、車種別サイズ表でご確認いただけます。記載のない車種はお問い合わせください。

MIYABI(スタンダード)

施工箇所SサイズMサイズLサイズ
リヤセット(5面)69,300円〜73,700円〜78,100円〜
リヤセット(3面)52,800円〜57,200円〜61,600円〜
リヤのみ(1面)26,400円〜28,600円〜30,800円〜

HERIOS(ハイグレード・高断熱)

施工箇所SサイズMサイズLサイズ
フロントセット(3面)102,300円〜112,200円〜121,000円〜
フロントのみ(1面)71,610円〜78,540円〜84,700円〜
リヤセット(5面)83,600円〜89,100円〜94,600円〜
リヤセット(3面)63,800円〜69,300円〜74,800円〜
リヤのみ(1面)31,900円〜34,650円〜37,400円〜

すべて税込価格です。サンルーフなどは別途お見積りとなります。フロントガラスへの施工は、可視光線透過率70%以上を確保できる車両に限ります。

旧車で追加費用が出る場合

内張りの脱着が必要な車種や、モールの状態によって手間が増える場合は、着手前にお見積りをお出しします。作業を始めてから金額が増えることはありません。

飛び石でガラスを割ると、旧車は本当に困る

フロントガラスにフィルムを圧着している施工の様子
フロントガラスまわりは、内装を守る話とは別に「割らない対策」も要ります

ここまでは紫外線と熱の話でしたが、旧車にはもう一つ、避けて通れない問題があります。フロントガラスそのものが手に入らないことです。

現行車なら、割れても部品を頼めば数日で届きます。旧車はそうはいきません。国内に在庫がなく、海外から取り寄せることになったり、そもそも見つからないという話も珍しくありません。乗れない期間が長引き、その間も保管の手間はかかり続けます。

これに対しては、内装を守るカーフィルムとは別に、ガラスの表面に貼る保護フィルムという選択肢があります。透明で見た目を変えず、飛び石の衝撃を受け止める役割のものです。

暑さ対策としての遮熱フィルムの考え方を、実例で知りたい方はこちらもどうぞ。

よくあるご質問

アルファのスタッフが車体にフィルムを合わせて施工しているところ
旧車のご相談では、施工前のやり取りをとくに丁寧に行っています

旧車でも施工を断られませんか?

まず現車を確認させてください。ガラスやモールの状態によっては、フィルムより先に直したほうがよい箇所が見つかることもあります。その場合は正直にお伝えします。無理に施工することはありません。

すでに退色したダッシュボードは、フィルムで戻りますか?

戻りません。カーフィルムは、これから受けるダメージを減らすためのものです。すでに進んでしまった退色やひび割れには効きません。だからこそ、状態が残っているうちの施工をおすすめしています。

見た目を変えたくないのですが、貼れますか?

はい。HERIOSには透明断熱タイプがあり、色味をほとんど変えずに熱を落とすことができます。オリジナルの見た目を保ちたい旧車のオーナーさんに選ばれています。

フロントガラスにも貼れますか?

可視光線透過率70%以上を確保できる車両に限ります。旧車はもともとのガラスの状態によって結果が変わるため、必ず現車で測ってから判断します。

料金は旧車だと高くなりますか?

基本料金は車両サイズで決まり、旧車だから割高になることはありません。ただし内張りの脱着が必要な場合など、手間が増えるときは着手前にお見積りをお出しします。

貼ったフィルムは、あとで剥がせますか?

剥がせます。ただし古いフィルムほど糊が残りやすくなります。将来売却する予定がある場合など、気になる点は事前にご相談ください。

まとめ|残っているうちに、守る

施工を終えたポルシェ911(964)のリアビュー
アルファで施工したポルシェ 911(964)

旧車のカーフィルムは、格好をつけるための施工ではありません。もう手に入らない内装を、これ以上減らさないための施工です。

  • 内装を守りたいなら紫外線を、暑さも抑えたいなら赤外線を止める。目的で選ぶフィルムが変わります。
  • 濃くすれば涼しくなる、ではありません。濃さは見た目とプライバシーの話です。
  • フロント3面は可視光線透過率70%以上。旧車は現車で測ってから判断します。
  • すでに進んだ退色は戻りません。残っているうちが施工のタイミングです。

アルファには、ポルシェ 911(964)やトヨタ オリジンのような車も入庫しています。年式の古い車をどう扱うべきかは、実際に触ってきた経験の差が出るところです。

車種と年式を教えてください。できること・できないことをお答えします

「この年式でも貼れる?」「見た目を変えたくない」といったご相談から結構です。
ガラスまわりの写真を数枚いただければ、モールの状態まで含めて見当がつきます。
施工が向かないと判断した場合は、そうお伝えします。

LINEで無料相談する カーフィルムの料金を見る

東京都足立区/お電話 03-5856-8332/ご相談・お見積もりは無料です お問い合わせフォーム

目次