【必見】カーラッピング施工車両へのコーティング施工について徹底解説
自動車愛好家の中でも人気の高いカーコーティング。
カーラッピングを行った上で、さらにその上からコーティングを施工するというのは、可能なのか、可能であればどのようなメリットがあるのか。
またその際に、どのような点に注意すべきなのか。
当コラムではそんな疑問点を解消すべくカーラッピング後のコーティング施工について詳しく解説していきたいと思います。
これからカーラッピングを行う方はもちろん、既にカーラッピングをしている方も、ぜひ参考にしてみてください。
カーラッピングの上からコーティングすることは可能なのか
結論から言うと可能です。むしろ推奨されています。カーラッピングをすることでボディに対するあらゆるリスクを軽減することができますが、その一方でカーラッピングそのものにはダメージが蓄積されていきます。
プロテクションフィルムのように、車体を「守る」ことに重きを置いている訳ではなく、ボディドレスアップ要素が強いのがカーラッピングの特徴なので、長持ちさせるためにはカーラッピングの上からコーティングすることは非常に有効といえるでしょう。
ここからはカーラッピングの上からコーティング施工する際に気をつけたいポイントについて触れていきたいと思います。
カーラッピングの上からコーティングする際の注意点
カーラッピングというものは言うまでもありませんが、ボディの塗装面と比べると柔らかく傷つきやすいというのが実情。
通常のコーティング施工と比較して気をつけなければいけないポイントもありますので見ていきましょう。
丁寧な洗車から始める
上でも簡単に話しましたが、ラッピングはボディ塗装面と比較すると柔らかく傷つきやすいです。
特別なことをする必要はありませんが普段の洗車よりも丁寧にやさしく洗ってあげましょう。
ここでのポイントはカーラッピングに泥や砂を残さないようにすること。
コーティングはボディ表面に薄い皮膜を形成するという仕組みのものになるので、この工程を丁寧に行わないとラッピングと被膜の間に汚れを閉じ込めてしまうことになります。
カーラッピング専用のコーティングを使用する
コーティング剤は必ずラッピング専用のものを使いましょう。
昨今はネットを見ればたくさんのコーティング剤が安易に購入できる時代になりました。
しかし、いざ施工しようと思ってもどの溶剤が自分の車のラッピングに適しているのか、ガラス系などの誤った商品を購入していないか、施工してみたはいいが斑が残ってしまった等。素人施工にはリスクが山ほどあります。可能であればコーティング、ラッピングの専門的な知識を持ったプロの業者に施工することをオススメします。
マット系のラッピングには適さない
注意しておきたいのはラッピングの種類です。
コーティングを施工すると、その特性上どうしても光沢感が出てしまうので、マット系のラッピングには適していません。
また、デザインや色によっては、コーティングを施工することで、見え方が変わる場合もあるので、そいうった視点からも専門店に依頼するのが確実ともいえるでしょう。
最近はマット系や複雑なデザインにもコーティングできる専用材が徐々に開発されてきているので最寄りのコーティング、ラッピングを取り扱う店舗に問い合わせてみるのが確実ですね。
耐用年数はどれくらい変わるのか
結論から言うと、ラッピングの耐用年数自体にはそこまで大きな差は出ません。
しかし、ラッピング表面を綺麗に保つという点では大きな効果が期待できます。
ラッピングの本来の目的というのは車体保護ではなく、自動車愛好家たちによる遊び心から生まれたボディドレスアップです。
数あるボディケア施工の中からカーラッピングを選択した方は綺麗な車で遊び倒したい。
そんな方が多いはず。カーラッピングをしたからボディは安心。
ではなく、ラッピングも車の一部として楽しむのであればコーティング施工は必須かもしれませんね。
ラッピング車両にコーティングをするメリット
ここまで解説してきたことを総合して、カーラッピングの上からコーティング施工するメリットを紹介していきます。
汚れにくくなる
特徴としては塗装面と同じですが、コーティングの特性上汚れが付着しにくくなります。汚れの付着を未然に防ぐことで洗車の時にラッピングを傷つけてしまうリスクを減らすことができます。
付着した汚れが落としやすくなる
車は屋外を走るものなのでどうしても様々な種類の汚れが付着してしまいます。虫や鳥の糞、ピッチタールや黄砂など。そんなときにラッピングにできるだけダメージを与えずに汚れを落とすには防汚性能の高いコーティングが一番。
結果的に‘美しい’状態を長く維持できる
「汚れをつきにくくする」「万が一汚れても簡単に落とせるようにする」この二点によってラッピングが美しく保たれ、長持ちさせることが可能となるのです。汚いラッピングを貼ったまま大好きなドライブに出かけたい方は少ないと思いますからね。
まとめ
如何だったでしょうか。
この記事ではカーラッピングの上からコーティング施工するということは、ラッピングを美しく保つことができる。
また、耐用年数を長くするのではなく、そのラッピングと長く付き合っていくための手段としてコーティングはとても有効であるということを解説しました。
飽きてしまったから剥がすのであればまだしも、気に入っているのに汚れや傷のせいでやむを得ず剥がさなければならないなんてことは避けてほしいですからね。
当コラムを参考に皆様が最高のラッピングカーライフを送れることを願っています。