【2023年】カーコーティング施工後に絶対にやってはいけないこと5選

アルファのレンタカーポルシェカイエン

カーコーティングによって新車のような輝きを手に入れた愛車。
せっかくならその輝きを維持したいと誰もが思うはず。
しかしカーコーティング施工済みの車には、それに適したお手入れの方法があります。

間違ったお手入れをすることでコーティング被膜にダメージを与えてしまい、ツヤや撥水性や、コーティング被膜全体の寿命の低下につながります。最悪の場合せっかくのコーティングを剥離しての再施工なんてことにも。

コーティングは非常に高価な買い物になります。
せっかくのコーティングを長持ちさせるためにも、施工後にやってはいけないこと、気を付けなければいけないことについて解説いたします。

目次

日常の洗車でやってはいけないこと

コーティング施工後にやってはいけない事の例えとして、たわしでボンネットを擦ろうとしている写真

カーコーティングを長持ちさせるために日常の洗車は必須です。
しかし間違った洗車は逆効果になる場合もあります。
ここでは施工後の洗車でやってはいけないことをお伝えしていきたいと思います。

自動洗車機に入れる

洗車機でレクサスを洗っている様子

ガソリンスタンドなどに設置されている洗車機。
とっても便利ですが、コーティング施工済みの場合は避けましょう。
ゴムブラシが回転してボディを洗うタイプの洗車機が一般的ですが、これは特に厳禁です。
どんな高硬度を謳っているカーコーティングでも必ず細かい傷は入ってしまいます。

水圧のみで洗うノンブラシタイプの洗車機も中にはありますが、こちらもなるべく避けましょう。
ボディに砂やほこりが乗っている状態でいきなり入れてしまうと、高水圧によって砂がボディの上に押し付けられ傷になる可能性があります。
どうしても入れる場合は、通常のホースの水圧で砂ほこりを流してからにしましょう。

いずれの洗車機にも共通して、シャンプーの成分がわからないという問題点もあります。
コーティングの種類にもよりますが、中性以外のシャンプーは被膜にダメージを与える場合があります。

カーコーティングの被膜や耐久性、ボディの傷などのことを考えるとやはり手洗いが一番です。
しかし、日常的に手洗い洗車をするのはなかなか難しい方も多いと思います。
やむを得ず洗車機を使用することもあるかと思いますが、その際は必ず事前に砂やほこりを水で流し、成分のわからないシャンプーを使用するコースは避けるようにしましょう。

市販のワックスなどを利用したお手入れ

ガラスコーティング施工後の市販のカーワックスの使用は避けましょう。

コーティングによって形成されるガラス被膜は無機質のため、排ガスや花粉などの有機性汚れを寄せ付けない性質があります。
そこに有機性である蝋や油脂を主成分とするワックスを塗り込むことで、またボディ表面に有機汚れを寄せ付けるようになってしまいます。
またワックスの成分自体がコーティング被膜にダメージを与える場合もありますので、成分等を理解せずにワックスを使用することはおすすめ出来ません。

しかしワックスを塗ることで手に入るツヤは、ガラスとはまた違う魅力があります。
専門店に相談するなどして成分をしっかり選んだうえで、頻繁に手洗い洗車ができる方のみワックス掛けをしましょう。

井戸水で洗車しない

井戸水には様々な不純物が含まれているため、コーティング被膜に水シミを作る原因となります。
これらの不純物はボディだけでなく、ホイールや樹脂パーツ、窓ガラスにも水シミを付着させてしまいます。
このシミは内部に侵食していくため、磨いても完璧に取り除くことができない場合もあります。

どうしても井戸水で流さないといけない場合は必ず純水機を通すようにしましょう。
業務用の大型のものでなければ手ごろな金額で購入できる商品もありますので、検討してみてください。

ボンネットに染み付いた水シミの写真

水道水を乾かさないようにする

水に濡れたテスラのボディ

井戸水だけではなく水道水にも水垢や水シミの原因になるカルキ、塩素、カルシウムなどの不純物は含まれています。
しかし井戸水ほど心配する必要はありません。

水道水の注意点は、ボディについたまま乾かないようにすること。
水道水に含まれるカルキなどは乾くときに結晶化してしまうため、それがボディのうえで起こった時にうろこ状になってしまいます。
洗車をした後しっかりと拭き上げさえすれば普段の洗車は水道水で問題ありません。

正しい洗車で愛車を長く美しく保ちましょう。

汚れを放置しない

虫が付着している写真

一見、洗えば落ちそうに見える汚れも実はコーティングの天敵だったりします。
鳥の糞や虫の死骸、黄砂や花粉など。
これらの汚れを長時間放置するとコーティング被膜にダメージが加わり艶や水弾きが悪くなるだけではなく、最悪の場合コーティング被膜が剥離する可能性もあります。

カーコーティングを最高のコンディションで長持ちさせるためには、日常的に洗車をすることがとても大切です。

可能であれば保管場所にも気をつけたい

ガレージ保管されているテスラモデルYの写真

ガラスコーティングでも、雨や紫外線による経年劣化は起こります。
コーティングの性能を維持し続けるためには、できればガレージや屋根付き駐車場での保管が好ましいです。
しかしもちろん誰もが屋根付きの車庫を持っているわけではありませんので、やはりこまめな洗車が一番大事です。

まとめ

アルファの社員によってコーティング施工されたポルシェ911

いかがだったでしょうか。
コーティング施工後には当コラムで解説した事項に気をつけながらお手入れするようにしましょう。

コーティング被膜をきれいな状態で保つことでコーティングの寿命を延ばすことが可能となります。
できるだけ長く美しいボディを維持するためにも、正しいボディメンテナンスの方法を頭に入れておきましょう。

また、コーティング後のお手入れ方法で分からないことがあれば遠慮なく専門店に問い合わせてみることをおすすめします。
誤ったことを繰り返し行うことでコーティングの寿命はどんどん削られていきます。
やはりコーティングのことはコーティング専門店に聞いて、自身で対応が難しければ任せてしまう。それが結果的にコストパフォーマンスが高かったなんて場合も多くあります。

この記事が、自分で出来ることとショップに任せることの線引きの参考になり、快適なカーライフの一助になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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