【プロが解説】テスラのコーティングをする前に必ず知るべきポイント5選!

テスラのカーコーティングについて解説

ここ数年日本国内でも大幅に販売台数を伸ばしているテスラ。
とくに2019年にモデル3が、2022年にモデルYが販売開始されて以来、走っている姿を見かける機会も多くなっていることかと思います。
そんなテスラですが、他の車と同じようにコーティングをしていれば大丈夫なのでしょうか。

テスラの独特な販売方法やボディ形状、塗装の違いを熟知したプロが選ぶおすすめコーティングを解説していきたいと思います。

目次

テスラにはディーラーコーティングがない

購入された方はご存じかと思いますが、テスラは基本的にWebで注文します。
その際にボディカラーやオプションなどを選択するのですが、コーティングについては項目がありません。
テスラにも実店舗もありますがそこはあくまで展示・説明・試乗などの体験がメインで、購入は自身でスマホやパソコンからがメインです。

皆様のイメージする既存メーカーのディーラーのような懇切丁寧な接客や納車前点検などは基本的にはなく、コーティングの案内等はされないことがほとんどだと思います。
つまりほとんどのテスラは、コーティングをされていない状態で納車されているのです。
ではテスラはコーティングをする必要がないのでしょうか。

もちろんそんなことはありません。
どんな車も納車される前は陸送や船便のデポなどで数か月雨風に晒されるのが普通で、新車でも必ず汚れや小傷があります。
納車時にコーティングを依頼していれば磨きで消える傷でも、テスラはそのまま納車されてしまいます。

そのため、テスラのコーティングをご依頼いただいたお客様からよく言われます。
新車の時より綺麗になった!」と。

テスラは塗装が柔らかい

聞いたことがある方も多いと思いますが、テスラは塗装が他メーカーに比べ柔らかくなっています。
塗装が柔らかいということは、スクラッチ傷などの小傷が付きやすいボディと言えます。
おそらく日常的な洗車するだけでも線傷が増えていくことでしょう。

小傷防止のためにも、ガラスコーティングは必須と言えます。
塗装表面を硬いガラス被膜で覆うことで、日常における小傷はだいぶ軽減されるはずです。
ただしコーティング選びにおいて注意点もあります。

柔らかい塗装に硬すぎるコーティングをしてしまうとガラス被膜のひび割れが起こるリスクがあります。
塗装は色や温度にもより伸縮をしています。
追従性が低くなりすぎる硬度は結果的にコーティング被膜の寿命を縮める可能性があります。

そのため、ガラスを5層も10層も重ねるコーティングはあまりおすすめできません。
テスラの塗装の特徴を理解している、信頼のおけるコーティング専門店にまずは相談をしてみましょう。

フロントグリルが無いからこその虫・飛び石対策

外観上の大きな特徴でもありますが、テスラにはグリルがありません。
そもそもグリルとはエンジンを冷却するため、また排熱するための空気の通り道です。
しかし完全電気自動車のテスラにはもちろんエンジンがないため必要ありません。

そのためグリルを無くし、スタイリッシュなフロントフェィスを実現しています。
しかしグリルが無いゆえのデメリットもあります。
それは、虫や飛び石が目立ってしまうことです。

虫や飛び石が一番よく当たる箇所はフロントのナンバープレート付近です。
ガソリン車であればグリルを通り抜ける箇所でも、テスラはボディと同様の塗装が施されているため、虫の付着による塗装へのダメージや飛び石による被害が目立ちやすくなっています。
虫の体液はボディの塗装面の天敵である酸性になっており、そのままにしておくとシミになってしまいますが、ガラスコーティングは無機質のガラス被膜のため、シミになりづらくなる上に除去も非常に容易になります。

しかし飛び石はそうはいきません。
どんなに硬度の高いコーティングをしても、コーティング被膜の厚みで飛び石は絶対に防げません。

そこでおすすめの対策が、プロテクションフィルム
プロテクションフィルムは厚さ約150ミクロン (コーティング被膜は約0.2ミクロン) もあるためその効果は劇的で、小さな飛び石であればボディは無傷で守ることができます。
その分プロテクションフィルムは非常に高価ですが、フロント周りだけの施工やフロントバンパーだけなどの施工も可能です。

高速道路や虫の多い地方の走行が多い方は、大切なボディを守るためにも一度検討してみる価値はあると思います。

全面ガラスルーフの付き合い方

全面ガラスルーフのモデル3、モデルY。
この開放感が購入のひとつのきっかけになった方も多いかと思います。
しかし実際に乗って夏を経験してみると悩みどころのひとつでもあることがわかります。

圧倒的な開放感の代わりに、夏の暑さや紫外線はしっかり対策していきたいところ。
まずおすすめなのが、遮熱フィルム
近年カーフィルムも進化しており、紫外線カットは当たり前、熱の原因となる赤外線をなるべくカットしつつも透明度を失わない高品質なフィルムをお選びいただけます。

暑さ対策のみを考えるならルーフシェードを購入するのが一番ですが、せっかくの全面ガラスルーフのテスラの開放感やスタイリッシュさを失わずに済むフィルムによる対策をしてみてはいかがでしょうか?

またガラスルーフは水滴がガラスの上に残りやすいためウロコになりやすい特徴があります。
撥水性の高いコーティングをすることによって、通常走行でもウロコの原因となる水滴が流れるためこちらもおすすめのメニューとなります。

車内から撥水しているルーフを見上げれば、雨の日のドライブがちょっとだけ楽しくなりますよ!

未塗装樹脂パーツを美しく魅せる

テスラ車は、中でもとくにモデルYのテール周りは未塗装樹脂のパーツが目立つデザインをしています。
この未塗装樹脂パーツは新しいうちは綺麗ですが、紫外線に弱く時間がたつと白化してしまいます。
白くなってしまった樹脂パーツは市販のツヤ復活剤などで一時的には戻りますが、市販のものは水溶性の商品が多く、雨などによって徐々に流れすぐに元の白化状態に戻ってしまいます。

美しさを保つなら、やはりコーティングが最適です。
樹脂の特性に合った専用のコーティング剤を使用している業者に依頼することにより、樹脂特有のマットブラックのような半艶をデザインの一部として長期間維持することが可能です。

まとめ

  • テスラ塗装は柔らかく新車の時から傷が多いため、他の車種よりもコーティングの効果や満足度が高い。
  • 飛び石が気になる方はフロント周りだけでもプロテクション施工がおすすめ。
  • コーティングの際は、フィルムなども相談可能なテスラに理解の深い業者選びが重要。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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